いまさら聞けない!?火加減の違い

いまさら聞けない!?火加減の違い

レシピを見ると登場する、強火・中火・弱火・とろ火。強火だからといって、コンロの火をついついMaxまで強くしていませんか?実はこれ、間違いなんです。今回はそんな火加減についてのお話です。


【強火・中火・弱火の違いは?】



まず、強火とは火が鍋やフライパンの底全体に勢いよくあたり、全体を熱している状態のことをいいます。

主に野菜を短時間でシャキッと炒めるときや、肉や魚の表面を焼いてうま味を閉じ込めるときなどに使われます。

でも、いくら強火といってもコンロのつまみを全開にしてしまうと、焦げ付きの原因になってしまうので注意が必要です。



次に、中火とは火の先が鍋やフライパンの底にちょうどあたるくらいの状態のことです。

火は立ち上がり、やや広がっていて、鍋やフライパンの底よりはひと回り小さい面積をしているくらいです。

煮物などで煮汁がフツフツと煮立ち具材が少し動くくらいが目安です。



最後に、弱火とは鍋やフライパンの底に火があたらない状態のことです。

火がまっすぐに立ち上がり、鍋やフライパンの底の中心だけを熱しているくらいです。

長く具材を煮てじっくり味を染みこませたり、焦げ付きやすいものを温めるときなどに最適です。








【とろ火とはどんな強さ?】



とろ火とは、弱火よりもさらに弱く、火が消えるか消えないかの状態のことです。

スープなどの汁物を保温するときや煮豆・煮物などを煮込んでじっくり火を通す時に使います。

また、ガスコンロで調節する時は一番弱くすると火が消えてしまうことがあるので、注意が必要です。





いかがでしたか?

火加減はつまみの位置ではなく、火の大きさと鍋底との関係で決まるということをお分かりいただけたかと思います。

美味しいものを作るのに、火加減は大切なポイントのひとつです。

それぞれの火加減を調節しながら、日々の料理をお楽しみください♪



Text by あお/食育インストラクター


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