甘味料には、植物や果物など自然界から抽出した天然由来と、自然界には存在せず科学的に合成された人工系の甘味料が存在します。 今回は天然由来の甘味料についてご紹介します。
【植物由来の天然甘味料】
〇ステビア
キク科の多年生植物から抽出精製されるステビア。
甘味度は砂糖の約200~300倍。少量でも甘さを感じやすく、カロリーがほぼゼロのため、健康志向、ダイエット食品や飲料の甘味付けとして幅広く利用されています。
〇羅漢果(ラカンカ)
ウリ科の多年生つる植物で、古くから中国、桂林地方で漢方茶として親しまれていました。甘味度は砂糖の約200~300倍でありながらゼロカロリー。
糖尿病予防やダイエット効果が期待されています。
〇甘草(カンゾウ)
甘草の根から抽出され、その根に含まれるグリチルリチンという成分の甘味度は砂糖の約50倍。独特の甘味と薬効成分により、食品だけでなく、医薬品やスキンケア商品など幅広い用途で利用されています。
【その他の天然甘味料】
〇はちみつ
みつばちが花の蜜を集めて体内で加工し巣に貯蔵したもの。
甘味度は砂糖の1.3倍と言われており、花や植物の種類によって香りや味わいが変わります。また、はちみつは乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、1歳未満の赤ちゃんには与えないようにしましょう。
〇メープルシロップ
サトウカエデの樹液を濃縮して作られ、甘味度は砂糖の約0.67倍。
カリウム・カルシウム・マグネシウムといったミネラルが含まれているのが特徴です。
〇アガベシロップ
メキシコなどの中南米に自生するアガベ(リュウゼツラン)という植物の樹液から作られます。甘味度は砂糖の1.3~1.5倍。低GI値食品で、飲み物にも溶けやすく汎用性が高いのが特徴です。
〇ココナッツシュガー
ココヤシの花やつぼみから蜜を集めて何度も濾過を繰り返し、ゆっくりと煮詰めます。低GI値食品で、クセのない優しい甘さが特徴です。
これらの他、天然由来「糖アルコール」できのこ類・果実・発酵食品などに含まれている「エリスリトール」や、いちご・ほうれん草などに含まれガムでもおなじみ「キシリトール」、海藻類・果実類に含まれている「ソルビトール」などがあります。ただ、食品に使われるものは工業的に作られた場合が多いです。
いかがでしたか?
天然由来の甘味料は、砂糖と比べてカロリーが低いものも多く、健康維持やダイエットの強い味方です。ご自身の体質や好みに合ったものなど、目的に合わせて上手に利用してみてください。
Text by くまこ/食育インストラクター
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