爪の健康状態、チェックしていますか?

爪の健康状態、チェックしていますか?

皆さんは「爪」のお悩みはありますか? 『割れやすい、欠けやすい』、『二枚爪になる』など、これらの症状は“爪からのサイン”かもしれません。 今回は、「爪の健康」を食の観点から見ていきたいと思います。


【爪に起こりやすい症状と原因】

今回は、爪のお悩みとして上位にあがる症状を例にお話しします。

●割れやすい、欠ける
爪が縦に割れた状態を「爪甲縦裂症(そうこうじゅうれつしょう)」といい、爪の根元まで割れている場合と爪の先端のみ割れている場合があります。
爪は、水仕事による乾燥や除光液の使用などで爪の水分が失われたり、妊娠や授乳、加齢によって、爪の主成分であるたんぱく質「ケラチン」が不足すると、もろくなって割れやすくなります。原因ははっきり分かっていませんが、甘皮とも呼ばれる「爪上皮(そうじょうひ)」の異常によって起こることがあります。

●二枚爪になる
医学的には「爪甲層状分裂症(そうこうそうじょうぶんれつしょう)」といい、爪の先端の表面が薄く層状にはがれます。
原因としては、爪の割れ同様、爪の水分量の低下や栄養不足が関係します。
水分が失われた爪の先に爪切りなどで大きな力が加わると、二枚爪を生じやすくなります。そのため、夏よりも、空気が乾燥する冬に多くみられます。
また、鉄欠乏性貧血が原因で起こることもあります。


【丈夫な爪を育てるためにおすすめの栄養素】

丈夫な爪を育てるには、質のよい睡眠やストレスの緩和、規則正しい生活のほかに、食事も重要になります。
爪の健康には、以下の栄養素がおすすめです。

●たんぱく質
爪の主成分は、「ケラチン」というたんぱく質です。
体内に入ったたんぱく質は、まずは筋肉や臓器などへ優先的に運ばれます。
髪や爪は優先順位が低く、たんぱく質不足の影響が出やすい部位といえます。
たんぱく質は、動物性(肉や魚、牛乳・乳製品など)と植物性(大豆・大豆製品など)をさまざまな食品からバランスよく摂るようにしましょう。

●ビタミンA
皮膚や粘膜を守るほか、ケラチンをつくるためにも欠かせない栄養素です。また、皮膚や爪の乾燥を防ぐ役割をしています。
ビタミンAは、人参やほうれん草などの緑黄色野菜、レバーなどに多く含まれています。

●鉄
皮膚や爪の潤いを保ち、丈夫にするコラーゲンの生成には、鉄が不可欠です。
月経のある女性は、鉄が不足しがちなので積極的に摂るよう心掛けましょう。
食品に含まれる鉄には、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があります。
「ヘム鉄」はレバーや赤肉、赤身の魚などの動物性食品に、「非ヘム鉄」は小松菜や菜の花、納豆などの植物性食品に多く含まれています。

爪は、指先の保護や微妙な感覚などにおいて重要な役割を担っています。
日頃あまり爪を見ないという方も、日々伸びて変化している爪のサインを見逃さないよう気をつけましょう!

Text by ろい/食育インストラクター

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