爽やかな香りで気分リフレッシュ!「グレープフルーツ」の魅力☆

爽やかな香りで気分リフレッシュ!「グレープフルーツ」の魅力☆

爽やかな香りと甘酸っぱい果汁が魅力の「グレープフルーツ」。 レモンやオレンジと同じ柑橘類ですが、木になっているその姿がグレープ(ぶどう)に似ていることからこの名がついたと言われています。


【グレープフルーツの歴史】


グレープフルーツは、「文旦」と「オレンジ」の自然交配により、18世紀に西インド諸島のバルバドス島で誕生した果物です。

その後、アメリカのフロリダに渡り、栽培が行われるようになりました。大正時代初期に日本にも伝わりましたが、温暖な気候を好むグレープフルーツは日本の気候に適さず、栽培が定着しませんでした。

現在、国内で販売されているほとんどが、アメリカ・南アフリカ・イスラエルなどからの輸入品です。アメリカフロリダ産が11~6月、南アフリカ産が6~11月に出回るため、1年中購入することができますが、一大産地であるフロリダのグレープフルーツは、4~5月ごろに旬を迎えます

また、多くはありませんが、最近では国内でもグレープフルーツを栽培している地域もあるようです。







【おいしいグレープフルーツを見分けるポイント】


形がきれいな丸形でずっしりと重みがあるもの果皮にハリとツヤがあり、色鮮やかなものが良品です。

低温だと味が落ちてしまうため、風通しのよい冷暗所または、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。皮をむいて果肉を取り出し、保存袋に入れて冷凍することも出来ます。







【グレープフルーツの嬉しい効能】


グレープフルーツには、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは風邪予防のほか、コラーゲンの合成を助け、美肌作りにも役立ちます。

爽やかな香りは「リモネン」によるもので、気分をリフレッシュさせてくれたり、がん予防にも期待できます。

また、特徴でもあるほのかな苦味は、ポリフェノールの一種「ナリンギン」という成分によるものです。ナリンギンは脂肪の分解を促進する作用があり、肥満予防や改善に効果が期待できるという研究報告もあります。

グレープフルーツと薬を一緒に服用するのは避けたほうがよいという言葉をよく聞きますが、これはナリンギンが薬の作用を阻害する恐れがあるからです。特に高血圧の薬を服用している方は医師や薬剤師さんにご相談ください。





グレープフルーツは、そのまま食べるのはもちろん、お酢の変わりにドレッシングに入れたり、魚介と合わせてサラダにしたりと、さまざまな食材との相性抜群!

新しい生活で疲れた身体をリフレッシュするのにも、おすすめのフルーツです。



Text by まち/食育インストラクター

 

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