覚えておきたい「和え物」を作るコツ。

覚えておきたい「和え物」を作るコツ。

和え物の味がぼんやりしていて、なんだかおいしくない…。といった経験はありませんか。それは、ちょっとしたひと手間で変えることが出来るかも! 今回は、おいしく和え物を作るポイントをご紹介します。


【おいしい和え物を作る3つのポイント】


①適度に水気を切る

野菜や豆腐など、水気を含む食材をそのままの状態で和えると、水っぽく、ぼんやりとした味の和え物になってしまいます。それを無くすためには、和える直前にしっかりと水気を切る(しぼる)ことがポイントです。

食材を下茹でしたり、下味をつけたときも、しっかりと水気を切ってから和え衣と和えましょう。



②和え衣や食材は冷ましてから和える

下茹でした食材や加熱した和え衣は、しっかりと冷ましてから使います。熱いとあとから水分が出て味が損なわれるだけでなく、仕上がりの色も悪くなってしまいます。

また、腐敗の原因にもなるので注意が必要です。



③手早く和え、混ぜすぎない

食材と和え衣を和えるときには、全体を大きくふんわりと混ぜるのがポイントです。

混ぜ方次第で味や食感が大きく変わってしまうので、気をつけましょう。

また、時間をおくと食材から水分が出て水っぽくなり、味のバランスが悪くなります。和えるのは、食卓に並べる直前に行いましょう。







【覚えておきたい和え衣】


●ごま和え

ごまを使った和え物です。香ばしく煎ったごまをすり、砂糖やしょうゆ、塩などで調味した衣で食材を和えます。

ほうれん草や小松菜、春菊などの青菜はもちろん、人参、ごぼう、なすなど、いろいろな野菜との相性抜群です。



●白和え

豆腐を使った和え物です。水切りした豆腐を裏ごし、白ごま(練りごま)や砂糖、塩などで調味した衣で食材を和えます。

白和えは野菜だけでなく、柿やキウイフルーツ、いちじくなどの果物ともよく合います。



●酢みそ和え

和え衣にみそを使った和え物です。みそ、砂糖、出汁などを火にかけて練り、冷めてから酢と合わせた衣で食材を和えます。

酢みそ和えの衣にからしを加えると、からし酢みそになります。食材にコクを与え、臭みを消してくれるので、淡白な魚介類によく合います。



●梅肉和え

梅干しを刻んだり、裏ごしてペースト状にし、みりん、しょうゆなどで調味した衣で食材を和えます。

大根やかぶ、れんこん、長いもなど、色の白い野菜と和えると、見ためも鮮やかで食欲をそそります。また、かつお節を加えると、酸味がまろやかになり、すっぱいものが苦手な人でもおいしく食べられます。





今回ご紹介した和え衣と旬の野菜や魚、肉などを組み合わせて、料理のレパートリーを増やしてみませんか?



Text by まち/食育インストラクター

 

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