酸っぱくて爽快!レモンを食べよう!

酸っぱくて爽快!レモンを食べよう!

料理やお酒の添え物として使われたり、果汁を料理のアクセントに使われたりと、様々な用途があるレモン。今回はそんなレモンについてのお話です。


【レモンに含まれているビタミンは?】


清涼飲料水のパッケージなどで「レモン〇個分のビタミンC が入っています」という表示をよく目にするので、レモンにはビタミンC が多く含まれているんだなと思う方も多いと思います。でも、レモン1個(100g)に含まれているビタミンCは100㎎とあまり多くはないんです。

これは、レモンのビタミンC含有量のキリが良いからだそうです。レモンの可食部100gあたり100㎎、また、果汁100gあたり50㎎という覚えやすく計算しやすいビタミンC量であるためレモン〇個分という表示が多くなりました。







【レモンの歴史】


明治時代の1873年、日本で一番初めに静岡県の熱海にレモンが伝わりました。

当時、湯治に来ていた外国人が庭先にレモンの種をまいたのが始まりといわれています。その後、栽培に適した温かい気候の地域へ広がっていきました。







【レモンの調理効果】


●消臭効果

魚の臭み成分を和らげる働きがあり、魚料理の仕上げや下ごしらえ、調味液などにレモンを使うと魚独特の生臭さを和らげることができます。



●変色抑制

野菜や果物には、それ自身が含む酵素の働きによって時間の経過とともに色合いが悪くなるものがあります。こうした食材にレモン果汁をつけることでphが低下し、酵素の働きを抑え変色を防ぐことができます。



●保水効果

肉をレモン果汁に漬け込むことで、肉の保水性がアップするため、しっとりとした食感が増します。マリネ液などにレモンを使うことによって、漬け込んだ肉がよりおいしくなります。



●凝固作用

レモンのクエン酸が牛乳のたんぱく質を変成させ、固形物やとろみができます。また、レモン果汁を添加することで、ホイップクリームを作る時間を短縮できたり、ホイップクリームの保型性が維持されます。舌ざわりとくちどけの良い濃厚なホイップが作れます。





いかがでしたか?

ぜひ、レモンを使って爽やかなアクセントをプラスしてみて下さいね。



Text by あお/食育インストラクター

 

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