特有の香りと味わいがクセになる!「春菊」を食べよう

特有の香りと味わいがクセになる!「春菊」を食べよう

冬の代表的な緑黄色野菜として、鍋物やお浸しに大活躍の「春菊」。 香りや味に個性があり、好き嫌いが分かれてしまう野菜の1つかもしれませんが、日常で不足しがちな栄養素を多く含んでいます。 今回は、そんな「春菊」を深掘りしていきます!


【春菊の香りの秘密】


春菊独特の香りは、α‐ピネンやベンズアルデヒドといった香り成分によるものです。

これらの成分には胃腸の働きを促すほか、咳をしずめる作用もあります。







【どんな栄養があるの?】


今回は、代表的な栄養素を5つご紹介します。



●ビタミンK

カルシウム沈着を促して骨の健康を保ち、骨粗しょう症予防に役立ちます。



●葉酸

細胞を新しく生まれ変わらせる働きがあり、胎児の発育や造血に必要不可欠な栄養素です。

貧血予防に役立つため、妊娠中の方や妊娠を予定している方は特に摂っていただきたい栄養素です。



●ビタミンA

皮膚や粘膜を健康に保つほか、目の機能維持、細胞の新陳代謝を上げて発育を促すなどの効果が期待できます。



●鉄

赤血球の材料になり、全身に酸素を運ぶ役割を担うミネラルで貧血を予防します。



●カルシウム

日本人が不足しがちな栄養素の1つで、歯や骨を丈夫にするほか、血液凝固作用の促進や筋肉の収縮に関与しています。







【美味しい春菊の選び方とおすすめの保存法】


春菊を購入する時は、以下の点をチェックしてみましょう☆



・緑色が濃く、色鮮やかで葉の先までピンとしているもの

・茎は細めで短い方が、口あたりがやわらかくて◎




そして、保存する時は湿らせた新聞紙など包んでビニール袋に入れ、野菜室で立てて保存しましょう。

2~3日で使い切れない場合はかために茹でて、冷凍庫で保存する事も可能です。





春菊は火を通すことで、葉の細胞が破壊されて苦味が増していきます。

苦味を抑えたい場合は、サラダや和え物などで生のままいただくか、加熱しすぎないようにするのがおすすめです。

皆さんも、栄養満点な春菊を色々な調理法で楽しんでみてはいかがでしょうか?



Text by ろい/食育インストラクター

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