夏の代表的な味覚、「すいか」を食べよう!

夏の代表的な味覚、「すいか」を食べよう!

暑くなってくると食べたくなる「すいか」。シャリシャリとした食感とみずみずしい果実が特徴です


【「すいか」の種類】


北海道から九州まで、日本各地で生産されています。

生産量1位は熊本県で、次いで千葉県、山形県で多く作られています。

最近ではさまざまな品種のすいかが売られていますが、今回は代表的な、すいかの種類についてご紹介します。



■大玉すいか

3~7㎏ほどの大きさの一般的なすいかです。

シャリシャリ感を楽しむことができます。



■小玉すいか

冷蔵庫に入るように作られた、1~3㎏ほどのすいかです。

大玉よりも皮が薄く、果肉をたっぷり楽しめます。



■黒皮すいか

しま目はほとんど見えず、果皮が黒に近い深緑色のすいかです。

「でんすけすいか」が有名です。



■クリームすいか

果皮が緑色で、果肉が黄色のすいかです。







【「すいか」の選び方と保存方法】


丸ごとのものは、ツルがしなびてなく、しま模様がくっきりしているもの、カットしてあるものは果肉が色鮮やかで種が黒々しているものを選びましょう。

冷やし過ぎると甘みを感じにくくなるので、丸ごとのものは冷蔵庫ではなく、風通しのよい場所で保存し、食べる2~3時間前くらいに冷蔵庫に入れるとよいです。

食べきれなかったり、カットすいかを購入したときは、ぴったりとラップをかけ、冷蔵庫の野菜室で保存してください。また、ひと口大にカットし、冷凍庫で保存することも可能です。半解凍してシャーベットのように食べたり、スムージーにするのがおすすめです。







【「すいか」の嬉しい効能】


90%以上が水分ですが、β-カロテンやビタミンCなどのビタミンやカリウムが比較的多く含まれています。

β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。また、ビタミンCとともに強い抗酸化作用を持ち、がんや生活習慣病予防に期待できます。

カリウムは余分なナトリウムを排出し、利尿作用を高め、むくみの改善に有効です。

食べずに捨ててしまうことの多い皮ですが、この部分にも栄養があります。

皮の白い部分には、アミノ酸の一種である「シトルリン」が果肉より多く含まれ、血流をよくして新陳代謝を促します。緑色のかたい皮をむき、浅漬けや炒め物にすると無駄なくおいしくいただけます。





水分たっぷりのすいかは、夏場の水分補給にもおすすめですが、食べ過ぎには注意。

体が冷えたり、消化不良で下痢や腹痛を起こすおそれがあります。

適度な量を心掛け、今がおいしい夏の味覚を楽しみましょう。



Text by まち/食育インストラクター

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