気を付けよう!さまざまな「こ食」

気を付けよう!さまざまな「こ食」

近年、社会環境やライフスタイルの変化とともに、家族そろって食事をする機会が減少し、さまざまな「こ食」が問題視されています。 子どもの成長に大きく影響するといわれる「こ食」。今こそ見直しましょう!


【こ食とは?】



①孤食…ひとりで食事をすること

食事中の会話やしつけがなく、食事のマナーが身につかないため、社会性が育ちにくい



②個食…家族で食卓を囲んでいても、別々のものを食べていること

協調性がなく、わがままになりやすい



③固食…同じものばかり食べること

栄養バランスが偏り、肥満、生活習慣病につながる恐れがある



④粉食…パンや麺など、粉ものばかり食べること

噛む力が弱くなったり、油のとり過ぎになり、血糖値も上がりやすくなる



⑤小食…食事の量が少ないこと

成長期に必要な栄養が摂れず、丈夫な体に育ちにくく、無気力になりがち



⑥濃食…加工食品や味が濃いものを食べること

味や香りを感じる五感や味覚が育たない、塩分を摂りすぎる



その他にも、子どもだけで食べる「子食」、外食ばかり食べる「戸食」、何も食べない「虚食」などがあります。








「こ食」を続けていると生活リズムを崩し、いずれ健康を害する可能性が高くなります。

今は大丈夫でも、何年後かにその影響が出てくるかもしれません。



家族そろって食卓を囲むことは、おなかを満たすだけでなく、コミュニケーションを通じて食の楽しみを実感できます。

そして心が豊かになり、体や心を満たしてくれます。また、協調性や社会性を養い、しつけの場となって、偏食防止にもつながります。

とはいえ、忙しい毎日。毎食は難しくても、一食だけでも家族そろって食卓を囲めるといいですね。

子どもの健やかな成長を守るため、できることから始めましょう。



これを機に「こ食」を避けて、みんなで食べる「共食」を目指し、楽しい食事の時間を過ごしてくださいね。





Text by くまこ/食育インストラクター


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