豆の苗と書いて「とうみょう」と読む植物。一体どんな野菜なのでしょうか。
【豆苗とは】
豆苗は、発芽したエンドウ豆などの若芽を食用にしたもので、カイワレ大根やブロッコリーの若芽等と同じ、スプラウト※の一種です。豆苗のもとであるエンドウ豆は、古代エジプト時代から栽培されていた野菜ですが、若芽を食べ始めたのは中国です。また日本では水耕栽培の豆苗が主流なので、季節を問わず売っている安価な食材というイメージが強いですが、本場中国では畑に植えたエンドウ豆の若芽をひとつひとつ手摘みするため、高級品という扱いです。
※スプラウト・・・発芽直後の植物の新芽の総称で、日本語では発芽野菜といいます。
【栄養】
豆苗のような発芽したばかりの新芽は、自身の成長に必要な力をたっぷりと蓄えているので、とても栄養価が高い野菜です。風邪予防に効果的なビタミンA(β-カロテンとして)やC、体の成長や貧血予防に効果的な葉酸、お通じ改善に役立つ食物繊維なども豊富に入っています。豆苗に多く含まれるβ-カロテンは、油と一緒に摂ると効率良く体内に吸収することが出来ますので、炒め物や仕上げにごま油などを加えた和え物などがおすすめです。また生のままみそ汁やスープの仕上げに入れてサッと加熱すれば、シャキシャキッとした食感と豆のほのかな甘みを感じる事が出来ます。【SDGsに貢献しよう】
日本で売られている水耕栽培の豆苗は、根本を切り落として上部を料理に使います。残った種や根の部分はそのまま捨ててしまう・・・のではなく、根が隠れる程度の水を入れた容器に種の部分を浸し、光が当たるような場所に置いて育てると、切った部分から新しい芽が出るので、再収穫する事が可能です。永久的に収穫する事が出来るわけではありませんが、繰り返し収穫する事は、SDGsの「持続可能な開発」という目標に沿った考え方ですので、子どもや家族と一緒にやってみると良いですね。※再収穫の物は衛生面を考慮し、しっかりと洗って加熱して食べる事をおすすめします。
豆苗は、サラダや炒め物など、様々な料理に使えます。安価で栄養価の高い食材なので、家族みんなで豆苗料理を楽しんでみてくださいね。
Text by さゆり/食育インストラクター
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