生活習慣病と密接なかかわりがある高血圧。潜在患者数は数千万人いると言われています。 今回はそんな誰にでもリスクがあるかもしれない存在、高血圧についてのお話です。
【高血圧のリスクとは?】
全身に酸素や栄養を運ぶ役割を持つ血液と、その通り道となる血管。心臓と共に寝ている時でも休まず働いている、私たちが生きていく上でなくてはならない存在です。血圧とは、心臓から送り正された血液が血管の内壁を押す力のことです。活動状態に合わせて常に変化していて、例えばスポーツなどで体を動かしている時は、体中の細胞が酸素と栄養を必要としているので、血圧を上げて血管を拡げ血流を良くし、素早く補給ができるようになっています。
しかし、高血圧の状態は安静時でも血圧が高く、心臓や血管に大きな負担がかかっています。そのため血管はしなやかさを失って動脈硬化を引き起こし、心疾患や脳梗塞などの重大な症状のリスクが跳ね上がるのです。
【高血圧の改善には食事が大切!】
高血圧は食事をはじめとする生活習慣に影響を受けやすく、予防・改善のためには食事の見直しが必要になる疾患です。まず注意したいのが、塩分(ナトリウム)です。塩分は水分を引き込み、血液量全体を増やすので、血圧があがりやすくなります。高血圧にはまず減塩を薦められるのは、減塩が最も手軽にできる対策の一つだからです。
また、体内のナトリウムの量を調節するカリウムを不足なく摂ることも、高血圧予防には重要です。カリウムは新鮮な野菜や果物に多く含まれるので、これらの食品を積極的に食事に取り入れましょう。
そのほか、血圧の上昇で見逃せないのが、メタボリックシンドロームです。メタボリックシンドロームは血圧を上げる原因の一つなので、体重管理をすることは高血圧予防に繋がる大きな一歩になります。
ウォーキングなど負担なく続けられる適度な運動を習慣づけ、食事や間食で食べ過ぎていないかを確認すると良いでしょう。食事の量は腹八分を心がけ、1週間に1回は体重を測定するなどが有効です。
血圧は年齢と共に上がりやすくなるので、ある程度の上昇は自然と起きてしまいます。
そのため、高血圧と診断される前から、平常時の血圧を上げすぎないように、食事を見直して改善することが大切です。少しずつできることから始めてみましょう!
Text by はむこ/食育インストラクター
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