11月はボジョレーヌーボー解禁!

11月はボジョレーヌーボー解禁!

11月になると、耳にする事が多くなる「ボジョレーヌーボー」という言葉。 「ヌーボー」は“新しい”という意味で、フランスのボジョレ―地区で作られる新酒です。 今回は、食欲の秋に楽しみたい「ボジョレーヌーボー」についてのお話です!

【ボジョレーヌーボーの解禁日っていつ?】

かつては各製造元で販売日を決めていましたが、我先にと販売しようとするあまり、出来が良くないワインが出回ってしまう事態になりました。
それを回避する為に、フランス政府は11月15日を解禁日としました。
しかし、新たな問題が発生しました…。それは、解禁日を固定すると年によっては土曜日や日曜日になり、売れ行きにも大きな影響が出てしまうという事が起こってしまったのです。(フランスでは日曜日は殆どのワインショップ、レストランが定休日となっています。)
それを踏まえ、1985年に法改定され、現在の「解禁日は11月第3木曜日」におさまりました。ちなみに、今年(2022年)の解禁日は『11月17日』です。

【ボジョレーヌーボーは新鮮さがウリ!】

通常、ワインは長期間発酵・熟成させるので、出荷するのは早くても翌年以降です。
しかし、新酒は製法が異なり、その年に収穫したブドウをスピーディーに処理してその年のうちに飲めるように仕上げています。
ボジョレーヌーボーはできるだけ早く飲み、保存する場合も2ヶ月ほどに留めておきましょう。

【美味しい飲み方をご紹介☆】

フレッシュさが特徴のボジョレ―ヌーボーは、冷蔵庫で1時間ほど冷やしてから飲むとすっきりとした味わいを楽しむ事ができます。
通常のワインの場合、冷やしすぎるとタンニンによる渋みが強調されて飲みにくくなってしまいますが、ボジョレ―ヌーボーは渋みが少ない製法なのでその心配はありません。
また、開封すると時間と共に味が落ちてしまうので、開けたらなるべく早く飲み切るようにしましょう。


日本は日付変更線の関係上、本場フランスよりも約8時間早く楽しむ事ができます☆
皆さんも是非ご堪能ください!

Text by ろい/食育インストラクター
 

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