健康に良い食生活とは?~1日3食のメリット~

健康に良い食生活とは?~1日3食のメリット~

皆さんは1日3食しっかり食べていますか?ついつい朝食を抜いてしまっている方も多いのでは?今回は1日3食摂るとどのように良いのかお話したいと思います。

【1日3食になったのはいつから?】

現代では1日3食が当たり前ですが、実はこの習慣は江戸時代の元禄期から始まったといわれています。それまでは1日2食の生活が当たり前でした。
日本人が1日3食になったきっかけは、諸説ありますが「明暦の大火」がきっかけという説があります。明暦の大火は江戸三大大火のひとつです。
この時、江戸の復興のため、全国から多くの大工や職人が集められました。しかし、肉体労働者にとって朝と夕の食事だけでは体力が持たず、1日3食になったといわれています。
また、1日の活動時間が長くなったことも1日3食に大きく関係しています。この頃、照明用の菜種油の普及により、江戸時代の生活様式は大きく変化していきました。それまで照明用油として使っていたのは、主にイワシの油でしたが、燃える際に非常に強い臭いを発し、あまり多用されることはありませんでした。しかし、技術の向上で、それまで高級品とされていた菜種油の大量生産が可能になり、明かりを気軽に使うことができるようになりました。夜に明かりを使うことで、1日の活動時間が長くなり、1日2食では足りず、1日3食の生活へと変化していったのです。

【1日3食のメリット】

1日3食摂ると体に悪いといわれることもありますが、それは食べる物や量によって異なります。
1日3食摂ることのメリットとしては以下のようなものがあげられます。

・栄養バランスの取れた食事が摂れる
・エネルギー不足になりにくい
・血糖値がある程度一定になる


1日1食や2食だと、1食で必要とされる栄養素を摂取できない可能性があります。
1日3食であれば、1食あたりの量も減らすことができ、たくさん食べられない方は3食でバランスを整えるのがおすすめです。また、1日3食摂ることで食事の間隔が一定になり、血糖値が安定するため食欲のコントロールがしやすくなります。


いかがでしたか?
食事のバランスや量、タイミングは人によって違うため、自分に合った方法で実践することが大切です。
今回のお話が少しでも参考になれば嬉しいです。

Text by あお/食育インストラクター

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