プリッとした食感がたまらない!エビ!!

プリッとした食感がたまらない!エビ!!

腰が曲がっていることから「長寿」を連想するおめでたい食材「エビ」。 今回は日本人が大好きなエビについてご紹介します!

【エビ】

エビは世界に約3000種いる甲殻類・十脚目の節足動物です。
ひとくちにエビと言っても生態は様々ですが、車エビや手長エビのように小型で泳ぐのが得意な「遊泳タイプ」と伊勢エビやオマールといった大型の「歩行タイプ」に大別されます。
日本で人気のエビはブラックタイガーやバナメイ・ちょっと高級な車エビです。これらは加熱すると鮮やかな赤色になり、食感もプリッとしておいしいです。
エビは強い旨味があり、エビフライや天ぷらといった揚げ物のほか、エビチリなどの炒め物、茹でたり、生で寿司ネタにするなど様々な調理法が可能です。
また、海だけでなく川にも生息しており佃煮や素揚げ・唐揚げなどにしていただきます。

【その昔エビと呼ばれていたのは・・・】

現在主流なのは、比較的安価で手に入りやすい小型のエビですが、古来日本で「エビ」を意味したのは、「伊勢エビ」でした。伊勢エビは味もさることながら長いひげと曲がった腰から不老長寿を連想させるので珍重されてきました。昔も今も正月などの年中行事をはじめ、儀式や祝いの場に欠かすことの出来ない食材です。
しかし価格が高く、普段の食卓に上る機会はほとんどありません。では、なぜ伊勢エビが高価なのかというと、養殖が非常に難しいために天然物しか出回わっていないからです。この先、養殖技術が発達すれば、気軽に食べられる日が来るかもしれません。でもそうなるにはまだ時間がかかりそうですね・・・。

【栄養】

エビは高たんぱく・低カロリーな食材です。
エビの赤い色はサケやカニにも含まれる「アスタキサンチン」と呼ばれる色素物質で、人参などに含まれるβ-カロテンやトマトのリコピンと同じカロテノイドの一種です。アスタキサンチンは強力な抗酸化力があり、紫外線から目や皮膚を保護する効果が期待できます。また、血行促進・老化防止におすすめのビタミンE、動脈硬化予防や疲労回復を助けるタウリンも豊富です。
低カロリーでおいしいエビですが、食べ過ぎはアレルギーを起こすこともあるので、気をつけて下さい。


いかがでしたか。低カロリーで旨味も強く、私たちにうれしい効能もたくさんのエビを食べて、健康で長生きしましょう。

Text by さゆり/食育インストラクター

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