その症状、眼精疲労かも!

その症状、眼精疲労かも!

“目の疲れ“や”かすみ“といった症状は日常的に起こりますが、目を休めると改善することも多くあります。 しかし、目を休めても改善せず、頭痛や肩こり、吐き気などの症状が現れた場合は、眼精疲労の可能性があります。

【眼精疲労の原因は?】

眼精疲労を引き起こす原因は、近視・遠視・乱視といった屈折異常、老眼、白内障、緑内障、ドライアイ、環境やストレスなど様々です。
特に近年はコロナ禍により、ステイホームやオンライン授業、テレワークなど、一日中テレビやパソコン、タブレット端末を使用する機会が増え、VTD症候群(VDT:Visual Display Terminals)が多くみられます。
VTD症候群とは、ディスプレイ画面を長時間使用することにより、目だけでなく身体や精神面に影響を及ぼす病気のことです。眼精疲労だけでなく、肩こりや頭痛、イライラするといった症状があらわれます。ディスプレイ画面を1~2時間以上見続ける場合は、休憩をはさみながら作業を行うように心がけましょう。

【眼精疲労改善におすすめ】

眼精疲労を改善するには目を休めるのが一番ですが、蒸しタオルやホットアイマスクなどで温める、目薬を使用する、マッサージやストレッチをするといったことも症状を緩和します。
また、目の機能向上に効果的な栄養素を摂取して、外側だけでなく内側からもケアすることが大切です。

【目におすすめの栄養素】

〇β‐カロテン
免疫力を高め、目の粘膜の健康維持に役立ちます。
多く含まれる食材:かぼちゃ・人参・ほうれん草・小松菜・ブロッコリーなどの緑黄色野菜

〇アントシアニン
ポリフェノールの一種で、網膜細胞の血流を促し、目の機能を高める働きがあります。
多く含まれる食材:ブルーベリー・紫芋・赤しそなど

〇ルテイン
強力な抗酸化作用があり、網膜色素変性症や白内障の予防に効果が期待されています。
多く含まれる食材:卵黄・とうもろこし・ほうれん草・かぼちゃなど

〇ビタミンB1やB2
視神経の働きを高め、視力低下を防ぎます。
多く含まれる食材:ビタミンB1は豚肉や玄米など、ビタミンB2はレバーや納豆など


目の疲れを感じたら、まずは休め、上記の栄養素を意識して日々の食事にとり入れるなど、実践しやすいところからはじめてみましょう。

by くまこ/食育インストラクター
 

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