飲み物に含まれる砂糖の量ってどのくらい?

飲み物に含まれる砂糖の量ってどのくらい?

夏場は、キンキンに冷えた炭酸飲料やジュースをグビグビ飲みたくなりますよね! しかし、それが習慣になってしまうと、思った以上に砂糖を摂っているかも…!? 今回は、意外と盲点だった!?「飲み物に含まれる砂糖」についてのお話です。

【えっ!?あの飲み物にこんなに砂糖が入っているの!?】

日本食品標準成分表2020年版(八訂)によると、コーラ500mlには61.0g、スポーツドリンク500mlには25.5g、オレンジシュース(濃縮還元タイプ)500mlには55.0gの砂糖が含まれています。
それぞれをスティックシュガー(1本3g入り)で換算すると、
コーラ→約20本分
スポーツドリンク→8.5本分
オレンジジュース(濃縮還元タイプ)→約18本分

になります。

WHO(世界保健機関)のガイドラインでは、『1日の砂糖摂取量は25gまでが望ましい』となっています。
コーラやスポーツドリンクの500mlペットボトルをたった1本飲むだけで、1日の必要摂取量を超えてしまいますね…。
『25g』は非常に厳しい数値だと思われるかもしれませんが、それだけ清涼飲料水には多くの糖分が含まれているということです。糖分は私たち人間の生命維持に必要な栄養素ですが、摂りすぎてしまうと虫歯や肥満、糖尿病などの生活習慣病を招く恐れがあるので注意が必要です。

【夏場の水分補給は?】

夏場は汗をかく分、水分補給がより重要になります。
熱中症予防の水分補給として、日本体育協会では0.1~0.2%の食塩と糖を含んだ飲料を推奨しています。長時間運動する場合は汗を更に多くかくため、ナトリウム濃度をやや高くする必要があります。
とはいえ、飲み過ぎは禁物!
炭酸飲料やスポーツドリンク、果実飲料などの清涼飲料水は、「おやつ」として分量や時間を決めるなどして、摂り過ぎないように心がけましょう。


ついつい甘い飲み物を飲んでしまうという方も、これを機に日常の水分補給を水やお茶にする事を習慣づけてみませんか?

Text by ろい/食育インストラクター
 

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