
ハーブにはそれぞれ個性があり、役割や目的によって使い方にもちょっとしたコツがあります。しかし、ポイントさえ押さえれば、決して難しいものではありません。 今回は、肉に合うハーブをご紹介します☆
【肉料理におけるハーブの役割って?】
●肉の臭み消しハーブの芳香によって素材の臭みを消してくれる効果を「マスキング効果」といいます。料理の香りを邪魔する、肉や魚特有の臭みを上手に消してくれます。
●肉の風味をアップ
素材の持ち味を十分に引き出し、風味をよくする効果もあります。
ヒレなどの臭みの少ない部位にはやわらかい香りのものを、テールなどの部位の場合にはしっかりした香りのものを使うなど、メニューによって使い分け、風味を引き立てるのもハーブの力です。
●料理のアクセントになる
料理にパンチを効かせたい時や、味を引き締めたい時にもハーブは大活躍!
食べる直前に振りかけるタイプのものであれば、食べる人の好みに合わせた調節が自由自在にできるのもハーブの魅力です。
【肉の種類別に使い分けよう!】
今回は、牛肉・豚肉・鶏肉と相性の良いハーブをご紹介します。●牛肉
アクセントとして用いられ、煮込み料理の場合は複数のハーブを混ぜ合わせて使うことが多いです。
煮る→ブーケガルニ(ローレル、タイム、パセリなど)、クローブ、オレガノ
焼く・炒める→ブラックペッパー、ガーリック、タイム
●豚肉
豚肉特有の臭みを消すためと、脂にマッチする香りの強いハーブが合います。
煮る→八角、山椒、五香粉
焼く・炒める→ジンジャー、セージ、キャラウェイ
揚げる→ナツメグ、クローブ
●鶏肉
鶏肉自体の味を損なわないために、優しい香りのハーブがおすすめです。
煮る→ローレル、ジンジャー、シナモン
焼く・炒める→バジル、マスタード、タラゴン
揚げる→パプリカ、タイム
いかがでしたか?
皆さんも、日々の食卓に複雑で深みのある香りや味わい、彩りを添えるハーブを是非とり入れてみてくださいね。
Text by ろい/食育インストラクター
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