知らなきゃ損!?知っておきたい箸のマナー

知らなきゃ損!?知っておきたい箸のマナー

当たり前のようにほぼ毎日使っている箸には、様々なマナーがあります。もしかしたら、知らず知らずのうちにマナー違反をしてしまっていることがあるかもしれません。今回は、そんな箸のマナーについてご紹介します。

【一般的な箸のマナー】

箸でものを食べる際は箸先1.5~3㎝のところを使い、なるべく汚さずに食べるのがマナーです。
昔から「箸先五分、長くて一寸」といわれています。(一寸は約3㎝。五分は一寸の半分、つまり1.5㎝)箸の使い方がきれいなだけで、しぐさが美しく見えますよ。
また、箸を持ち上げるときは、右手で箸の中央あたりを持ち上げ、左手を下から添えて箸を支えます。次に、右手を正しく持ち替えます。

【やってしまいがちなタブー】

箸には「嫌い箸(きらいばし)」や「忌み箸(いみばし)」と呼ばれる、やってはいけない行動が多数あります。

●拝み箸
両手の親指でお箸をはさみ、拝むようにする所作のことです。
特に、食事前の「いただきます」を言うときに、この動作をするのはマナー違反なので注意しましょう。
また、箸の先を隣の人に見せるのは失礼という理由もあり「嫌い箸」に数えられています。

●直箸、逆さ箸
料理を何人かで分けて食べる際、取り箸が無かったら皆さんはどうしますか?
自分の箸を逆さに持って、取り箸として使っている方もいると思います。実は、この「逆さ箸」はマナー違反なのです。かといって、自分の箸で直接食べ物をとる「直箸」もマナー違反。どちらも衛生面上よくないとされています。もしこのような状況になってしまった場合は、同席者に断ったうえで、直箸で料理を取り分けましょう。

●重ね箸
同じ料理ばかり食べ続ける一品食いのことです。
「他の人が食べにくい」「一つずつ料理を片付けていっているように見える」という理由から、行儀が悪く見えます。
好きなおかずがあると集中して食べてしまう方は、まんべんなく食べるように心がけましょう。

【割り箸のマナー】

割り箸にもマナーがあります。割り箸を割る時は、横にして上下に力を入れます。箸を縦にして割ったり、箸同士をこすり合わせたりしないように注意しましょう。
また、箸を割る際はお皿や料理の上ではなく、膝の上で行いましょう。
食事を終えたら、汚れた箸先が見えないようにするのがマナーのため、箸袋に入れて1/3ほど下側に折りかえします。これで、新品との区別がつきやすくなります。

いかがでしたか?
外出先でうっかりマナー違反をしてしまわないためにも、正しいマナーを習慣化し、食事を楽しみましょう♪

Text by あお/食育インストラクター

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