間違ったダイエットは成長の妨げや健康被害などを起こす事もあります。
【ダイエットとは】
「ダイエット=やせるための手段」というイメージが強いですが、本来は「日常的な食事・食べ物」を表す言葉で、「適正体重を知り、健康を維持する」という意味があります。極端な事をいえば、適正体重よりも体重が少ない人が食事や運動で体重を増やすのもダイエットです。まずBMIで肥満度を確認し、適正体重を知りましょう。
●BMIの求め方
体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
18.5未満・・低体重(やせ型)
18.5~25未満・・普通体重
25以上・・肥満(肥満はさらに4段階に分けられます。)
※BMIは思春期以降の肥満度を数値化したものです。子どもにはカウプ指数(乳幼児)やローレル指数(学童期)などが用いられます。
●適正体重の求め方
身長(m)×身長(m)×22
※病気になりにくいといわれているBMI値22を用います。
数値はあくまでも参考程度ですが、BMIが高いなと感じたら、以下の事に気を付けながらダイエットしてみましょう。
【ダイエットの基本】
●食事内容を見直す食事の量を減らす・食べないというのは、体を動かすのに必要なエネルギーや栄養を確保できないため、おすすめ出来ません。
私達の体に必要な栄養素は「炭水化物」・「たんぱく質」・「脂質」・「ビタミン」・「ミネラル」です。炭水化物は・脂質は体を動かすエネルギー源となり、たんぱく質は、体を作る筋肉の基となります。ビタミンやミネラルは体の調子を整えたり、骨を丈夫にするなど、体の色々なところで使われています。
栄養は、特定の食材だけで摂るより、さまざまな食材から摂った方が効率よく体で使われます。
●適度な運動
食事内容の見直しに加え、運動を取り入れると筋力が付き、代謝も上がります。
運動といっても、ジムに行くような本格的なものではなく、「歩くペースを上げてみる」など簡単な事から始め、慣れてきたら違う事に挑戦していくと負担を感じにくいです。
継続して行うようにしましょう。
●しっかり休息
よく食べ体を動かしたら、体を休める事も大切です。
ぬるめの湯船に浸かるなど、ゆったり出来る時間を設け、睡眠時間も出来るだけ確保しましょう。
ダイエットについて正しく理解し、健康的な日常を送ってください。
Text by さゆり/食育インストラクター
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