実は思ったよりも食べている?レコーディングダイエットのメリット

実は思ったよりも食べている?レコーディングダイエットのメリット

日々の運動量や食べる量が変わっていないのに、なんだか体重がじりじりと増えている…。普段の生活のなかで、こんな事態に陥っている方も多いのでは? 体をつくる時期である成長期に体重が増えるのは悪いことではありません。しかし、成人期以降になると体重の増加は後の健康に影響する可能性があります。 そんな時に役立つのが、レコーディングダイエットです。今回はその概要とメリットについてご説明します。

【レコーディングダイエットとは?】

レコーディングダイエットとはどのようなものかというと、自分が食べたカロリーのある飲食物の全てと、体重を一日ごとに記録するというダイエット方法です。
ダイエット、と名前がついているので減量を目的に行われることが多いですが、食べたものを記録するという行動は生活習慣病の予防や改善においても重要な役割を担います。
このダイエットのメリットは、自分で食べたものの量や、あまり意識していない「ながら食べ」を可視化することで、活動量に見合っていない過食をしていないかを確認できるという点です。はじめは箇条書きでもよいので、とにかく口にした食べ物を全て記録し、見返すことで、口寂しいからと無自覚に食べている間食などに自制心を働かせるきっかけになります。メモ帳を持ち歩くのはもちろん、現在はスマートフォンのアプリなどでメモ機能があるものも多いので、自分の続けやすい形で記録をとってチャレンジするのが良いでしょう。

食べたものの記録をつける時に注意が必要な部分があります。
まずは、カロリーのある飲食物が対象なので、甘味料やクリーム・フルーツ果汁・アルコールなどが入った飲み物も対象になるということ。そして、飴やグミのような小さなお菓子でもカロリーのある食べ物になるので、こういったもののチェックを忘れないようにしましょう。
可視化してみると、実は一日のうちにチョコなどの小さなお菓子を何度も間食していたり、エネルギーの高い清涼飲料水などをたくさん飲んでいる…など、自分の体重がじりじり増えている食習慣の原因が予測できるようになりますよ。

レコーディングダイエットは自己の体調管理を行う上でも役に立つので、ダイエット目的以外でも、期間を決めて定期的に行って振り返ると、生活習慣の見直しや改善に繋がります。
普通の食生活を送っているけれど、なぜかじりじり体重が増えていく…とお悩みの方は、一度挑戦してみてはいかがでしょう?

Text by はむこ/食育インストラクター

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