きらきらと輝く、真っ赤な果実が魅力☆今が旬のさくらんぼ

きらきらと輝く、真っ赤な果実が魅力☆今が旬のさくらんぼ

さくらんぼは、紀元前300年ころにはすでに栽培されていたと言われるほど、古くからあるフルーツです。パリッとはじける果皮と甘酸っぱい味わいが魅力で、その見ためから「赤い宝石」とも呼ばれています。

【さくらんぼの品種】

4~7月に旬をむかえると、さまざまな種類のさくらんぼが出回ります。今回は、よくみかける3品種の特徴をご紹介します。

■佐藤錦
日本を代表するさくらんぼの品種で、大正時代に山形県の佐藤栄助氏によって育成されました。鮮やかなルビー色で、上品な甘みとほどよい酸味が特徴です。

■高砂
アメリカ生まれの品種で、もとは「ロックポートビガロー」という名前でしたが、明治に入り日本に導入されるようになったあと、高砂に統一されました。甘みと酸味、香りが強く、果汁がたっぷりなのが特徴です。

■アメリカンチェリー
一般的に輸入されているさくらんぼのことをアメリカンチェリーと呼んでいます。ダークチェリーとも呼ばれ、酸味が少なく、甘みが強いのが特徴です。国産のものより、アントシアニンが多く含まれています。

【おいしいさくらんぼの選び方】

軸が青々としていて枯れておらず、しっかりしているものが新鮮です。果皮の色が鮮やかでツヤとハリがあるものを選びましょう。
さくらんぼは日持ちせず、風味が落ちやすい果物です。食べたいときに購入し、2~3日のうちに食べきるようにしてください。また、低温に弱いため、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れて冷やすのがおすすめです。

【小さな果実には嬉しい効能が!】

1粒が小さいさくらんぼ。そんな小さな果実にも栄養が詰まっています。
量は少ないですが、カリウムやビタミン、ミネラル、ブドウ糖などがバランスよく含まれ、疲労回復やむくみ・肌荒れ予防に役立ちます。そのほか、眼精疲労に効果がある、ポリフェノールの一種「アントシアニン」や虫歯予防や便秘改善に期待できる、天然の甘味料「ソルビトール」も含まれています。


加工品は1年中手に入りますが、生のさくらんぼは旬の季節以外ではほとんど出回りません。この時期ならではの味覚をぜひ、味わってください。

Text by まち/食育インストラクター
 

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