冬の味覚、「鱈」を食べよう

冬の味覚、「鱈」を食べよう

寒い時期の鍋料理で定番の魚と言えば…そう!「鱈」です! 鱈はイギリス、フランス、スペイン、韓国など世界中で好まれ、沢山食べられています。今回は、味にクセがなく、小さなお子さんやご高齢の方も召し上がりやすい「鱈」を深掘りしていきます!

【鱈ってどんな魚?】

一般的に鱈と言えば、「まだら」を指します。大きいものは1m以上にもなり、淡泊な味が魅力で、鍋物によく使われます。
「すけそうだら」は「まだら」と比べると小さく、主に塩漬けや干物、練り物などに加工されています。
ちなみに、すけそうだらの真子を塩漬けにして味付け、熟成させたものが「たらこ」、唐辛子を使用して辛く味付けしたものが「辛子明太子」になります。

【「銀鱈」は、鱈じゃない?】

銀鱈はその名の通り、鱈の一種かと思われがちですが、実は別の種類の魚です。
「銀鱈」は深海魚の一種で、「鱈」は底生魚に分類されます。
「銀鱈」は脂がたっぷり乗っていますが、「鱈」は脂肪が少なく、体調が優れない時でも食べやすいのが特徴です。

【おすすめの調理法&美味しい鱈の見極め方】

鱈は脂が少なく、あっさりとした味ですが、旨味はたっぷり
定番の鍋料理のほか、ムニエルやホイル焼き、フライなどの料理にもよく合います。
切り身を購入する時は身の幅が広く、しっかりとハリがあり、透明感のあるものがおすすめです。

【鱈にはどんな栄養があるの?】

鱈は、丈夫な体づくりや免疫力の維持に欠かせない良質なたんぱく質が豊富です。その他、グルタチオンという抗酸化物質を含み、細胞の酸化防止や肝機能の強化、生活習慣病の予防・改善が期待できます。
また、カルシウムの吸収を促進して丈夫な歯や骨をつくるビタミンD、正常な赤血球の生成にも関与し、悪性貧血の予防に役立つビタミンB12も含んでいます。


いかがでしたか?
皆さんも、この冬は色々な調理法で「鱈」を楽しんでみてくださいね。

Text by ろい/食育インストラクター

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