つらい二日酔い…対策はどうしたらいい？

ほろ酔いで良い気分になると、ついつい気が緩んで飲み過ぎてしまうことがありますよね。でも、その後に様々な症状と共にやってくるのが、二日酔いです。今回はつらい二日酔いの対策と食事についてのお話です。

【二日酔いとは？】

実は、二日酔いの症状のメカニズムは現在でも完全には解明されていません。
そのため、まずは二日酔いにならない飲み方を心がけるのが一番です。アルコールを分解する速度は遺伝的要因が大きいですが、その時の体調によっても変化するので、「今日はここまでにしよう」と止めるラインを見極めるのはとても難しいですね。

【二日酔いになったら】

では、実際に二日酔いになってしまった時は、どうすれば良いのでしょう？
比較的よく起こる二日酔いの症状が、脱水による頭痛やだるさです。
アルコールは利尿作用があり、体内の水分が不足しやすいので、二日酔いになったらまずはこまめな水分補給をしましょう。
尿と共にミネラルも排泄されているので、ミネラルを含むスポーツドリンクを飲むのもおすすめです。一方、カフェインを含む飲料（お茶やコーヒーなど）は利尿作用があるので、水分補給には不向きです

また、二日酔いの時は低血糖になることが多いので、糖質補給も行いましょう。
飲酒は胃腸にも負担をかけるので、消化の良いおかゆやうどんなどの主食や、水分が多く食べやすいフルーツ（※胃腸に負担をかけにくいバナナなどが特におすすめです）などを召し上がるとよりよいです。
ちなみに、二日酔いになった時はさらにアルコールを飲む「迎え酒」をするとよい、という迷信がありますが、これはつらい症状が長引くだけなので絶対にNGな方法です。こまめな水分補給をしながら体を休ませて、酔いをさましましょう。

二日酔いの症状が出て苦しむのは、できるだけ避けたいものです。
薬を飲んだり、特定の食品を食べたらすぐに回復！というものではないので、自分の体調と相談しながら飲酒量を決めて、翌日に響かない飲み方ができるようになるのがベストですね。

Text by はむこ／食育インストラクター