つらい肩こりに、「食」でアプローチしてみよう!

つらい肩こりに、「食」でアプローチしてみよう!

「肩こり」は多くの日本人が症状を訴え、「肩こり」のために病院を受診し、治療を受けている患者さんは少なくありません。 今回は、悩ましい肩こりの予防に効果的な栄養素をご紹介します。

【肩こりってどうしてなるの?】

私たちの体は本来、疲労物質などの老廃物をスムーズに排出し、筋肉の健康を保っています。しかし、慢性的な筋肉疲労や血行不良が続くと、筋肉に十分な酸素や栄養素が行き渡りにくくなります。すると、筋肉に老廃物がたまり、筋肉がかたくなることで周りの神経が刺激され、こりや痛みが起こります。

肩こりは、普段の生活が原因で起こることがほとんどです。
その原因と考えられる生活習慣がこちら!

・長時間の同じ姿勢
・目の酷使
・体の冷え
・運動不足
・ストレス


どれも身近なものばかりで、複数該当するという方も多いのではないでしょうか?
ますは、入浴して体を温めたり、ウォーキングやストレッチなどで体全体を適度に動かすことから始めてみるのがおすすめです☆

【肩こり予防に効果的な栄養素って?】

肩こりに対するアプローチは、食事からも期待できます。
今回は、肩こりの予防や改善に役立つ栄養素を2つご紹介します。

●ビタミンE
血行促進効果があり、不足すると肩こりや頭痛の原因になります。
ビタミンEは、ナッツ類やかぼちゃ、アボカドなどに多く含まれています。
脂溶性ビタミンで、油脂と一緒に摂ると体内での吸収がアップします。

●ビタミンC
疲労回復効果が期待できます。
ビタミンCは、果物(特に柑橘類やイチゴ)、ブロッコリーやかぼちゃなどの野菜、芋類などに多く含まれています。水に溶けやすく熱に弱い性質のため、ビタミンCを多く含む食材を調理する時は水にさらしすぎない、火を入れすぎないことがポイントです。ただし、じゃが芋やさつま芋などはビタミンCがでんぷんで保護されているため、調理後の損失は他の食品よりも比較的少ないという特徴があります。


肩こりは身近な症状の1つですが、実は明確な定義がなく、個々人が「こり」「張り」「重だるさ」「こわばり」「つっぱり感」「痛み」「違和感」などを表現している言葉なのです。
悪化すると頭痛や吐き気を伴うこともあり、生活に支障をきたす場合もあります。その際は、早めに病院(整形外科など)で診てもらうようにしましょう。
まずは自分でできる第一歩として、食事や生活習慣の見直しから始めてみてはいかがでしょうか?

Text by ろい/食育インストラクター
 

関連レシピ

カテゴリ