
甘くておいしいトウモロコシは夏には欠かせないですよね。今回はそんなトウモロコシについてのお話です。
【トウモロコシを茹でるときは皮つきで!】
トウモロコシを茹でるとき、全部の皮を剥いて茹でていませんか?実はすべては剥かず、内側の薄皮2~3枚を残して茹でた方が良いんです。薄皮がラップの役割を果たし、水分が逃げずに茹であがります。
また、トウモロコシは手に入ったらすぐに茹でるのがおすすめです。収穫直後から甘みが落ちていくので、すぐに食べない場合でも、その日のうちに茹でておきましょう。
ここでは3種類の方法を紹介します。
●水から茹でる
水から入れて沸騰させたあと、3分前後茹でるとジューシーでふっくらとした仕上がりになります。
●お湯から茹でる
沸騰させた湯に入れて3分前後茹でるとシャキッとした食感になります。
●電子レンジで蒸す
600Wで5分程度加熱すると、水っぽくならず、味が凝縮されます。
トウモロコシは茹で方で食感や味が変わります。
どれが良いというわけではなく、それぞれのおいしさがあるので、自分好みの仕上がりになる茹で方を見つけてみて下さいね。
【トウモロコシなら何でもポップコーンになるの?】
映画館で食べたくなるポップコーン。原料はトウモロコシですが、トウモロコシなら何でもポップコーンになるのでしょうか?結論からいうと、普通のトウモロコシでは作ることができません。
ポップコーンの原料であるトウモロコシは「爆裂種」と呼ばれる品種で、もともと皮がかたく、そこから乾燥させてさらにかたくしたものです。
皮の中には水分がほとんどないため、熱と水蒸気の圧力によって、でんぷん質が膨張してはじけ、ポップコーンになります。
一方、普通のトウモロコシは「スイートコーン」と呼ばれる水分が多い品種です。同じ手順でポップコーンを作ろうとすると膨らまず、焦げてしまうので注意しましょう。
【粒とひげの関係性】
実はトウモロコシの粒と、ひげの数は同じです。トウモロコシの端から出ているひげは、「絹糸(けんし)」と呼ばれるめしべです。この絹糸は粒1つ1つから伸びているため、粒とひげの数が同じなのです。
いかがでしたか?
暑さに負けず、甘くて美味しいトウモロコシを味わってみて下さい!
Text by あお/食育インストラクター
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