ここがすごい☆山芋の魅力をご紹介!

ここがすごい☆山芋の魅力をご紹介!

生で食べられる唯一のイモとして知られている山芋。すりおろしてとろろにしたり、加熱をしてホクホクとした食感を楽しんだり。今回はそんな山芋についてのお話です。

【山芋と長芋って何が違うの?】

皆さんは山芋と長芋の違いについて分かりますか?
山芋とはヤマノイモ科に属するいも類の総称で、長芋や自然薯、いちょういも、つくねいもなどが流通しています。つまり「山芋」という固有品種は存在しないんです。
どの種類も滋養強壮作用があり、中国では古くから漢方薬としても用いられてきました。

【生で食べるなら縦切り、加熱するなら横切りに!】

山芋は調理法によって食感が自由自在です。
生のままシャキシャキとした食感を残したい場合は、繊維に沿って縦切りにすると歯ごたえを感じられます
一方で、揚げたり焼いたりする場合は、繊維を断つように横切りにするとホクホクとした食感が味わえます。また、すりおろして、生のトロトロ感を楽しんだり、それを揚げてふわふわの食感を楽しんだりもできます。

【気になる山芋の栄養】

山芋に含まれている成分は豊富で、疲労回復効果のあるアルギニン体内の不要な塩分を排出してくれるカリウムなどが含まれています。
山芋のぬめり成分には、胃の粘膜を守る働きがあり、胃潰瘍の予防にも効果的です。また、デンプンを分解する消化酵素のアミラーゼが豊富に含まれているため、消化を助け、栄養の吸収率を高める効果があります。アミラーゼは熱に弱いので加熱せず、生のまま食べるのがおすすめです。

【触るとかゆくなるのはなぜ?】

山芋を触って手がかゆくなった経験はありませんか?山芋にはシュウ酸カルシウムという物質が含まれています。これは1㎜の10分の1という小ささの針のような形をしています。これが人の皮膚に大量に刺さることにより、かゆくなってしまうのです。
水や洗剤で洗っても、痒みは取れない場合が多いです。こんなときはお酢やレモンを使いましょう。これらは酸性なので、シュウ酸カルシウムの針を溶かして、痒みを軽くすることが出来ます。


いかがでしたか?
栄養満点で美味しい山芋。様々な食感を楽しめるので、ぜひお好みの食感を探してみて下さいね。

Text by あお/食育インストラクター

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