実は夏が旬!「きくらげ」を食べよう☆

実は夏が旬!「きくらげ」を食べよう☆

古くから食用として日本や中国、韓国などで親しまれてきた「きくらげ」。 日本では、『本朝食鑑』(1695年)という書籍に“その色は黒くて、これを食べるとコリコリ音がする”といった記述がある他、儒学者の貝原益軒が野菜をまとめた書籍『菜譜』(1697年)には、きくらげの栽培方法が記されています。 今回は、そんな300年以上の歴史がある「きくらげ」の魅力に迫ります!

【きくらげってどんな食材?】

中華の炒め物などに使われることの多い、きくらげ。
旬の時期である6~9月頃には、生のきくらげが出回ります。コリコリとした食感とその名前から、「きくらげ=クラゲの一種」と思われがちですが、実はそれは間違い!きくらげは、きのこの一種なのです!味にクセが無く、熱湯で30秒ほど茹でるだけでサラダや和え物に使えますよ♪

【どんな栄養があるの?】

豊富に含まれる食物繊維は、腸内環境を整えて大腸がんや便秘の予防・改善に働きます。その他、貧血予防に効果的な鉄も含んでいるため、女性には積極的に摂って頂きたい食材です。
また、乾燥品には、日干し乾燥によってビタミンDに変化するエルゴステロールが多く、カルシウムの吸収を促進して骨粗鬆症の予防に役立ちます。

【買う時は、こんなきくらげがおすすめ!】

生のきくらげは、カサが大きく色が濃いもの、肉厚でツヤがあるものが良品です。きくらげの表面には、白い粉のようなものが付着している場合があります。これはカビではなく、きくらげの胞子です。この胞子は水洗いすれば落ちますが、そのまま食べても問題ありません。


きくらげは、にらや卵などのやわらかい食材と組み合わせると歯応えが引き立ち、より一層美味しく食べられます。また、佃煮や天ぷらなどにするのもおすすめです☆
乾燥品は通年購入できますが、プリプリ・コリコリの食感が楽しめる生のきくらげは今の時期だけ!
皆さんも店頭で生のきくらげを見かけた時は、ぜひ、手にとってみてくださいね☆

Text by ろい/食育インストラクター
 

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