豚肉を食べよう!

生姜焼きやしゃぶしゃぶ、カツやソテー、チャーシューなど、ジャンルや料理法を問わず楽しむことができ、日本人に馴染みが深い「豚肉」。日本では、鶏肉に次いで多く消費されています。 今回は、知っておいては損なし!魅力たっぷりの「豚肉」についてのお話です。

【豚肉の栄養】

体をつくるたんぱく質をはじめ、代謝機能の維持に欠かせないビタミンB群が豊富です。
なかでも、ビタミンB1は疲労物質の乳酸を分解し、疲労回復に役立ちます。ビタミンB1は、にんにくやねぎ類、にらなどに含まれる硫化アリルと組み合わせると体内での吸収率がアップするので、一緒に摂るのがおすすめです。その他、味覚を正常に保つ亜鉛や、高血圧を予防するカリウムなども含まれています。

【美味しいけど、豚肉の脂やカロリーが気になる…。そんな時はどうする?】

豚肉はバラやロースのように、部位によっては脂が多い箇所もあります。その脂には旨味や甘味があるのですが、「ちょっと気になる…。」という方もいらっしゃるのでは?そんな時には、以下のような方法がおすすめです。

●下ごしらえとして、湯通しする・脂身を取り除く
焼いたり、炒めたりする前に、サッと湯通しをするだけでカロリーダウン!
豚肉の脂肪分が熱で分離して、お湯の中に溶け出します。また、白い脂身部分だけを包丁で取り除くのも良いですね。ただし、バラは層になっていて脂身を切ることが難しいので、湯通しがおすすめです。

●煮る・茹でる
煮たり、茹でたりする料理は、表面に浮き出た脂をすくいます。湯通しと同様、溶け出た脂肪分を取り除く方法です。

●焼く
調理時に出た油をペーパータオルで拭き取れば、カロリーダウンになります。油を落とすグリルで焼くのもおすすめです。

【豚肉の賢い保存法】

豚肉は傷みが早いので、購入後は冷蔵庫のチルドルームで保存し、3日を目安に食べ切りましょう。使い切れない場合は小分けにしてラップで平らに包み、保存袋に入れてしっかり空気を抜いて冷凍します。
使う時は、解凍方法に注意が必要です。常温で解凍すると菌が繁殖しやすくなるうえ、冷凍肉と室温の温度差が大きいことで、肉の細胞が壊れてドリップが多く出るため、旨味が逃げてしまいます。解凍は、必ず冷蔵庫でゆっくり行いましょう


いかがでしたか?
皆さんも色んな料理で豚肉を楽しんでくださいね♪

Text by ろい/食育インストラクター
 

関連レシピ

カテゴリ