おやつの重要性

おやつというと、チョコレートやスナック菓子、ケーキ、おせんべいなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? でも、おやつは必ずしもお菓子とは限りません。

【特に幼児期のおやつは大切】

幼児期はぐんぐん成長し、毎日栄養をしっかりとらなければなりません。まだ胃は小さく、消化機能も発達中のため、朝・昼・晩の食事だけでは十分な量と栄養が不足しがちです。
それを補うのが「おやつ」。
幼児にとっての「おやつ」は「補食」としての役割が大きいのです。1~2歳は10時と15時の2回、3~5歳は15時に1回を目安に与えるようにしましょう。

【どんなおやつを食べさせたらいいの?】

三回の食事で特に不足しがちな「乳製品」「豆類」「果物」を用意してあげるとよいでしょう。

〇乳製品
骨や歯を丈夫にするカルシムが多く、成長期には欠かせません。
牛乳やヨーグルト、チーズなどが取り入れやすくおすすめ。

〇豆類
大豆は「畑の肉」 と言われるほどたんぱく質が豊富。
大豆そのものは消化不良を起こしやすいため、きなこや豆乳、豆腐などがおすすめ。

〇果物
体の調子を整えるビタミン・ミネラルがたっぷり!
いちごやりんご、ぶどう、みかんなど旬の果物を取り入れるのもよいですね。

この他、カルシウムやその吸収を高めるビタミンDを含む小魚ビタミンC・食物繊維が豊富な芋類もおすすめです。

とは言っても、ケーキやチョコレート、スナック菓子、ジュースなども楽しみたいですよね。あまり神経質になりすぎず、好きなお菓子と組み合わせて工夫して与えてください。
大切なのは、食べさせ過ぎないこと、時間を決めて食べさせることです。だらだら食べてしまうと、虫歯や偏食につながるため気を付けましょう。


おやつの時間は子どもにとっても大人にとっても楽しいひと時です。
空腹を満たすだけでなく、疲れを癒して気分をリフレッシュさせてくれます。
時間に余裕があれば、ぜひ親子でおやつ作りに挑戦してみてください。

Text by くまこ/食育インストラクター
 

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