「髪の健康」と「食」を考える

「髪の健康」と「食」を考える

髪は頭の大部分を占め、真っ先に視界に入るので、人の印象を大きく左右するパーツと言われています。 今回は、スキンケアと同じくらい力を入れたい!「髪の健康」を食の視点から考えていきます!

【意外とやりがち!?髪によくない食習慣とは?】

●無理なダイエット
極端に食事量を減らすと、摂取できる栄養素やエネルギーも急激に減ってしまい、髪や頭皮に十分な栄養が行き渡らなくなります。
また、エネルギーの高さから脂質を全く摂取しないようにすると、頭皮が皮脂不足に陥る可能性があります。その結果、頭皮が乾燥し、頭皮環境が悪くなることで薄毛に繋がります。
その他、栄養不足でホルモンバランスが乱れたり、食欲を我慢することが大きなストレスになったりと、無理なダイエットは薄毛を引き起こす要素が多いと言えます。

●外食中心の生活や食べ過ぎ
頭皮の下にある皮脂腺から分泌される皮脂は、頭皮を健康に保つためにとても重要な役割を果たしています。
外食中心の生活や食べ過ぎは、脂質や糖分の過剰摂取を招き、脂漏性脱毛になる可能性があります。

●過度な飲酒
アルコールは、体内で分解される時にアセトアルデヒドという有害な物質を発生させ、薄毛の原因となる男性ホルモンを増加させる場合があります。
また、アセトアルデヒドを無害化する時に、健康な髪の毛の成長に欠かせないビタミンなどの栄養素を使い、髪の毛が栄養不足に陥ってしまうことも考えられます。

【髪の健康をサポートする栄養素って?】

食事で摂取する栄養素は、健康を維持するのはもちろんのこと、髪の毛の原料にもなります。
今回は、髪の健康のために摂りたい栄養素を一部ご紹介します☆

●たんぱく質
髪の毛を構成する成分で、髪の健康には欠かせません。
肉、魚、乳製品、大豆、卵などに多く含まれています。

●ビタミン類
ほとんどのビタミンは体内で作り出すことができないので、食事から摂取する必要があります。なかでも、以下の3つがおすすめです。
・ビタミンA→頭皮の血行を促進する
・ビタミンB群→抜け毛を防止する
・ビタミンE→髪の毛の健康を維持する

これらは、緑黄色野菜や果物、肉や魚、穀物、種実類(ナッツ)などに多く含まれています。

●亜鉛
髪の毛を作り出す毛母細胞の増殖を促進するだけでなく、薄毛の原因となる男性ホルモンの発生を抑制する作用が期待できます。
牡蠣、レバー、アーモンドなどに多く含まれています。


いかがでしたか?
髪はトリートメントなどで外側からケアすることも大事ですが、食事で内側からケアすることも疎かにしてはいけません。
健康な髪は1日にしてならず☆皆さんも、できることから始めてみませんか?

Text by ろい/食育インストラクター
 

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