栄養たっぷり☆パイナップルを食べよう!

栄養たっぷり☆パイナップルを食べよう!

暑い季節がやってきましたね。皆さんは夏バテになっていませんか?今回は今が旬のパイナップルについてのお話です。

【パイナップルは果物?野菜?】

パイナップルはデザートとして使われますが、炒め物をはじめとする料理にも使われます。実際野菜なのか果物なのかわからない方も多いのではないでしょうか?
答えは果実的野菜に分類されます。
パイナップルは木になるのではなく、畑に植えて1年で収穫することができる草本植物の為、農林水産省の定義では野菜に分類されます。
ですが、生産段階では野菜でも消費者は果物のように食べていることが多いことから果実的野菜と分類されています。

【「パイナップル」と「パインアップル」の違い】

「パイナップル」と「パインアップル」はそれぞれ表記されているところを目にしたことがあると思います。ですが、違いはあるのでしょうか?
結論から言うとどちらも同じものです。ではなぜ2つの呼び方があるのでしょうか?それは、名前の由来にありました。
パイナップルは英語で「pineapple」と書き、「pine」とは松、「apple」はりんごという意味です。松ぼっくりの形とりんごのような酸味のある甘さからこの2つの言葉が組み合わせられました。つまり、pineapple(パインアップル)と名付けられ、その後パイナップルと変化しました。パイナップルを略して「パイン」と呼ぶのも一般的ですよね。
ちなみに、英語圏では「pine」=松なのでパイナップルとしては通じないので気を付けましょう。

【どうして酢豚に入れるの?】

賛否両論分かれやすいのが”酢豚にパイナップル“問題。なぜ酢豚にパイナップル?おかずに果物?と思う方も多いはず。
その理由は、生のパイナップルには「ブロメライン」というたんぱく質分解酵素が含まれています。これは、お肉を柔らかくする効果腸内の老廃物を分解して腸内環境を整える働きがあるため、酢豚に入れるにはぴったりなんです!
ですがこの酵素は熱に弱く、60℃以上で失活してしまうので、調理の際は手早く済ませましょう。また、缶詰のパイナップルは加熱処理がしてありこの効果は得られないので注意して下さい。

【気になるパイナップルの栄養】

●クエン酸
さわやかな酸味のもとで、エネルギー生成に必要不可欠で疲労回復効果・食欲増進効果が期待できます。

●ビタミンC
ビタミンCには強い抗酸化作用があり、老化防止効果があります。また、シミの元であるメラニン色素の生成を防ぐ、日焼け予防効果もあります。紫外線の強い今は積極的に取りたいですね☆


いかがでしたか?
まだまだ暑い日は続きますが、パイナップルを食べて暑い夏を乗り切りましょう!

Text by あお/食育インストラクター
 

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