野菜の下処理 夏野菜編

野菜の下処理 夏野菜編

夏は暑く、陽射しが厳しいですが、そのおかげでたくさんの野菜が旬を迎えます。 ビタミンカラーで瑞々しい夏野菜は生で食べられるものが多いため、あまり下処理で悩むことは無いのではありませんか?しかし、夏野菜は下処理が少ない反面、保存が難しいものも多くあります。 今回は夏野菜の保存のポイントについてご紹介します。

【とうもろこし】

本来は穀類に分類されますが、夏野菜のイメージでなじみ深いと思います。しっかり甘みがあって美味しいのですが、収穫した後すぐに味が落ち始めるので、買ったその日のうちに食べるようにしましょう。量が多い場合は、蒸して軸から実を外し、粗熱をとってから冷凍すると1か月程度は保存可能です。

【枝豆】

夏ならではの野菜です。とうもろこしと同じく、収穫した後はすぐに味が落ちてしまうので、その日のうちに食べるようにしましょう。冷蔵してもそれほど長持ちしないので、食べない分はさやごと塩ゆでし、粗熱が取れたら冷凍しましょう。

【なす】

アクがあるので切ったものを水に数分つけてアク抜きすることが多いですが、鮮度の良いものなら、そのまま調理した方がうま味が残り、美味しく食べられます。油を吸いやすいので、カロリーを抑えたい時は切ってから塩を振っておくと、吸い過ぎを防いでくれます。また、低温障害を起こしやすい野菜なので、冷蔵庫で保存する場合はペーパータオルで包み、早めに食べましょう。

【トマト】

冷蔵・冷凍しやすい野菜のひとつで、用途も多数あります。
冷蔵する場合はヘタの部分を下にして(ミニトマトならヘタを取り除き)ペーパータオルに包んで野菜室で保存すると、1週間は保ちます。
冷凍する場合はヘタを取り、カットしてから、もしくは丸ごとフリーザーバッグに入れます。丸ごと冷凍した場合は、解凍時に皮がスルッと剥けるので湯むきの手間がかからなくなるメリットもあります。たくさん購入してストックしておくと便利ですよ。


夏野菜は新鮮さが大切です。美味しさを長持ちさせる保存方法を知っておくと、より料理を楽しめますよ!

Text by はむこ/食育インストラクター
 

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