
日本でもすっかり定着したハロウィン。楽しい仮装のお祭りという印象がありますが、それに合わせた食べ物となると、何を作っていいのか困ってしまう方もいると思います。 今回はハロウィンと食事についてお話します。
【ハロウィンとは?】
ハロウィンの起源はケルト(アイルランド)のお祭り、サウィンが由来だと考えられています。この行事は日本のお盆のように、死者の霊が返ってくる日なのだとか。日本のお盆にもこれと決まった行事食が無いのと同じように(※地域や宗派によって違いはあります)、サウィンもこれといって決まった特別な料理はありません。
その後、キリスト教の考えが入ってくると、サウィンは万聖節(ハロウィン)という行事になり、聖人や殉教者を悼み、祈りを捧げる日に変化しました。
仮装した子どもたちが家々を回り、お菓子を貰う習慣はこのころに生まれたものです。
【ハロウィンの日に食べるものとは?】
現代のような楽しいお祭り、といった雰囲気になったのはアメリカにハロウィンのお祭りが広まってから。それまではかぶをくり抜いて作っていたジャックオーランタンが、かぼちゃに変わったのもこの時期のことです。いろいろな信仰や文化を取り込みながら、今の形に変化していったのですね。
現代日本ではハロウィンといえば「かぼちゃ」と連想されますが、ハロウィンの歴史の中ではかなり新しいことなのです。そのため、ハロウィンのお菓子はかぼちゃを使ったものでなくても問題ありません。
イギリスではソウル・ケーキと呼ばれる、素朴でビスケットに似たお菓子を配る場合もあります。
これらのことから、ハロウィンの食べ物はラッピングや持ち運びしやすいお菓子を用意し、あとは自分の好きなものを食べて大丈夫です。
ハロウィンパーティーをするのなら、みんなでシェアできるおもてなし料理にチャレンジするのもいいですね!
ぜひいろいろな料理を作ってお楽しみください☆
Text by はむこ/食育インストラクター
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