
今や冷凍品も多く流通し、通年食べることができる「ほうれん草」。 でも、旬のこの時期は、栄養価や甘味がアップしているフレッシュな生のほうれん草がおすすめです! 今回は、ほうれん草の魅力をご紹介します。
【ピンク色の根っこも食べられます!】
ほうれん草のピンク色の根元部分、皆さんはちゃんと食べていますか?捨ててしまいがちな部分ですが、葉や緑の茎の部分よりも糖質が多く含まれていて甘味があり、美味しいですよ☆
地面に近い部分のため、土や砂を噛んでいる場合もありますが、根元に切り込みを入れてしっかり洗えば取り除くことができます。
ちなみに、この根元の部分は、ベタシアニンという色素成分によってピンク色に染まっています。ベタシアニンはボルシチでおなじみの野菜ビーツや、ドラゴンフルーツ(ピタヤ)にも含まれている色素成分で、抗酸化作用のあるポリフェノールの一種です。その他、骨の形成や代謝に関わるミネラルのマンガンも、ほうれん草の根元に豊富に含まれています。
【高い栄養価も見逃せない!】
抗酸化作用の高いβ-カロテンやビタミンCが多く、風邪予防や疲労回復などに働きます。その他、貧血の予防・改善に働く鉄や葉酸、丈夫な歯や骨をつくるのに役立つカルシウムやビタミンKなどもバランスよく含まれています。
ビタミンCは、ビタミンEが豊富な食材との組み合わせでさらに効果が高まります。
ビタミンEは、ごまやアーモンドなどのナッツに多く含まれているので、和え物やサラダに加えたりするのがおすすめです☆
【ほうれん草の賢い選び方&保存法】
ほうれん草は、根元がみずみずしく潤っていて、葉先がピンと張っているものが新鮮です。葉は、濃い緑色のものを選びましょう。保存は、束のまま湿らせたペーパータオルに包み、ビニール袋に入れて密閉し、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。また、畑に生えていたのと同じように、根を下にして立てて保存すると、みずみずしさを保つことができますよ☆
いかがでしたか?
皆さんも、色々な料理でほうれん草を活用してみてくださいね。
Text by ろい/食育インストラクター
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