
ズッキーニはクセがなく、小さいお子さんも食べやすい野菜のひとつです。 今回は、イタリア・南仏料理には欠かせない、今が旬の「ズッキーニ」についてのお話です。
【ズッキーニってどんな野菜?】
見ためはきゅうり、食感はなすに似ているズッキーニですが、実はかぼちゃの仲間です。完熟してから食べるかぼちゃとは異なり、ズッキーニは開花後5~7日の未熟なものを食べます。そのため、水分が多く、糖質は少ないという特徴があります。
1本(200g)食べてもエネルギーは約30kcalなので、ダイエット中の方にもおすすめの野菜です。
日本ではきゅうりのような形をしたものが主流ですが、ヨーロッパでは丸いものや円盤形、花付きのものなど、様々な形が出回っています。また、緑色だけでなく黄色や白色、柄の入ったようなものもあります。
【どんな栄養素が含まれているの?】
●ビタミンKカルシウムの沈着を促して骨の健康を保ち、骨粗しょう予防に役立ちます。
●ビタミンC
免疫力を高めて風邪や肌荒れを防ぐほか、ストレスの緩和や老化予防にも働きます。
●葉酸
水溶性のビタミンB群の一種です。貧血を予防したり、胎児の正常な発育を助ける働きがあり、妊娠計画中や妊娠初期、授乳期には特に重要な栄養素です。
【油との相性が◎!】
ズッキーニは栄養面でも味わいの面でも、油で調理する料理が向いています。ビタミンKや、皮の部分に多く含まれているβ‐カロテンは脂溶性で、油と一緒に摂ると吸収が高まります。
また、淡泊な味わいのズッキーニは、油でコクをプラスするとより美味しく頂けます☆
【賢い選び方&保存法】
ズッキーニを購入する時は、以下の点をチェックしましょう。・皮の表面に光沢がある
・ヘタの切り口がみずみずしい
・太さが均一である
そして、保存する時は、乾燥を防ぐため新聞紙やペーパータオルで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
煮ても焼いても揚げても美味しい「ズッキーニ」。
皆さんも様々な調理法で楽しんでみてはいかがでしょうか?
Text by ろい/食育インストラクター
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