ほくほく美味しいさつまいも!料理に向く品種はどれ?

ほくほく美味しいさつまいも!料理に向く品種はどれ?

子どもから大人まで大好きなさつまいも。 焼いたり、蒸しただけでも美味しく食べられるのが魅力的で、たくさんの品種が出回っています。お料理で登場することも多いですよね。今回はさつまいも料理に向く品種についてのお話です☆

さつまいもを使った料理はたくさんありますが、さつまいもの特徴をどのように活かすのかはそれぞれ違います。そのため、どんな料理でも抜群に美味しく出来上がる!というものはありません。
ある程度、品種ごとの傾向を覚えて臨機応変に使い分けると、料理のレベルがアップしますよ。

【料理ごとのおすすめの品種】

例えば、天ぷらや大学芋・炒め物など、芋らしいホクホクした食感を活かしたい時は、紅あずまや高系14号(※鳴門金時・五郎島金時など)といった品種がおすすめです。
これらは素朴な甘さで水分量が少なめなものが多く、揚げ物や炒め物などのおかず系の料理にするのが向いています。じゃがいもやかぼちゃの代わりに使って、さつまいもらしい甘さを活かしたアレンジレシピにチャレンジするのも良いですね。
一方、安納芋や紅はるかなど、「ねっとり系」と呼ばれるさつまいもは、糖度が高めで濃厚な甘さと溶けるような舌触りのものが多いので、この特徴を活かすのがおすすめです。いも羊羹やきんとん・アイスクリームなどのお菓子に使うと甘さを最大限に活用できます。また、ポタージュなどのスープ料理にすると、滑らかで上品な口当たりに仕上がります。

ちなみに、収穫期を迎えた今の時期のさつまいもは、まだどの品種も水分量が多めで、思ったような甘さや食感を引き出せないことがあります(じゃがいもで言うと新じゃがいものような水っぽい状態です)。味を安定させたい時は、さつまいもの収穫時期を見極めるのも大切です。
もし採れたてのさつまいもを入手した時は、泥を落として(※水洗いはカビが生えやすいのでNG)、2週間くらいは風通しの良い冷暗所で保存して置くと味が安定します。

これから美味しくなるさつまいも。
焼くだけでも十分美味しいですが、ぜひ料理にもお使いくださいませ☆

Text by はむこ/食育インストラクター
 

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