日本の食卓には欠かせない!「豆腐」のお話

日本の食卓には欠かせない!「豆腐」のお話

豆腐は、冷ややっこや味噌汁、ハンバーグや麻婆豆腐など、料理のジャンルを問わずに楽しめる食材です。 今回は、豆腐の栄養や、おすすめの保存法をご紹介します!

【ひと口に「豆腐」と言っても、種類は色々!】

豆腐は製法によって、「木綿豆腐」「絹ごし豆腐」「充填豆腐」「寄せ豆腐」の4つに大別されます。

●木綿豆腐
熱い豆乳を型に注入して凝固剤を入れ、凝固剤が均一に行き渡るように撹拌します。かたまりかけたところで一度崩し、穴のあいた型に木綿の布を敷いて流し込み、圧搾成形します。

●絹ごし豆腐
穴の開いていない型に凝固剤を入れ、熱い豆乳を一気に流し込みます。その流し込みの勢いで凝固剤が均等に混ざります。その後、一定の時間そのまま置いておき、固めて水にさらします。
ちなみに、「絹ごし」という名前は実際に絹の布で漉しているわけではなく、『絹の布で漉したように、なめらかでキメ細かい』ことに由来しています。

●充填豆腐
豆乳を一旦冷やし、凝固剤と一緒に1丁ずつ容器に注入(充填)・密閉し、加熱して凝固させます。

●寄せ豆腐(おぼろ豆腐)
木綿豆腐の工程中、型に入れる前のものを「寄せた状態」の豆腐です。

このように、豆腐は種類によって異なる食感が楽しめるので、好みやレシピに合わせて使い分けましょう。

【豆腐にはどんな栄養があるの?】

豆腐の原材料である大豆は「畑の肉」とも呼ばれ、良質なたんぱく質が豊富です。
その他、サポニンやレシチン・イソフラボンなどの機能性成分が含まれています。

●サポニン
体脂肪を減らし、脂質異常症や動脈硬化を予防します。

●レシチン
脳の老化を防ぎ、記憶力を高める働きがあります。

●イソフラボン
女性ホルモンに似た働きを持ち、骨粗しょう症の予防や更年期障害の緩和に役立ちます。


いかがでしたか?
豆腐は消化が良く、体調の優れない時の栄養補給や離乳食にも使うことができます。また、お菓子作りにも重宝する食材です。
皆さんも、色々な料理で豆腐を活用してみてくださいね☆

Text by ろい/食育インストラクター
 

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