
「なんだかのどがイガイガ、チクチクする」「唾液を飲み込むだけでも痛い」。こんな辛い症状は早く解消したいものですよね…。 今回は、のどの痛みに効果的な栄養素や、食事のポイントなどをご紹介します。
【のどの痛み=炎症が起こっているサイン!】
痛みは、主に炎症や刺激が関係します。のどが痛いということは、そこに感染や腫瘍により炎症や刺激が発生している可能性があります。のどは口や鼻と繋がっているため、外部からの細菌やウイルス・異物が入り込みやすい環境にあります。
【のどの痛みの原因】
のどの痛みは、風邪や花粉症、甲状腺の異常などの疾患による場合もあり、その原因は様々考えられます。今回は、“日常生活で考えられる原因”について考えていきたいと思います。
●声の出しすぎ
「大きな声を急に出す」「長時間話す」などして声帯を酷使した時に、声帯が炎症を起こします。
●過度な飲酒とタバコの吸いすぎ
アルコール度数の高いお酒は、のどを刺激して炎症を起こします。
また、タバコの煙に含まれるタールは、気管と気管支を刺激します。
●のどの乾燥
通常、のどは粘膜の免疫機能で守られています。しかし、エアコンなどでのどが乾燥すると防御機能が低下し、ウイルスや細菌に感染しやすくなります。
炎症が起こると声が出しにくくなり、悪化すると日常生活に支障をきたす可能性もあるので、早めの対処が大切です。
【のどの痛みに効果的な栄養素】
●β-カロテン体内でビタミンAに変わり、粘膜を強化する働きがあります。
β-カロテンは緑黄色野菜に豊富です。
●カテキン
渋みや苦みのもとであるポリフェノールの一種、カテキンには抗菌作用があります。
カテキンは緑茶や紅茶、烏龍茶などに多く含まれています。
【のどの痛みがある時の食事、どうすれば良い?】
のどの痛みが強い時は、食欲不振になりがちです。調理する時はのどの通りがよくなるよう、食材を小さく切る、やわらかく煮るなどの工夫をしましょう。また、熱すぎるものや冷たすぎるもの、辛いものは、のどを刺激してしまうので注意が必要です。
その他にも、
・十分な休養をとる
・こまめにうがいをして、のどを清潔に保つ
・部屋の加湿をする
なども有効です。
皆さんも、のどに異変を感じたらしっかりケアしてくださいね☆
Text by ろい/食育インストラクター
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