めでたい!魚の王様!鯛とは?

めでたい!魚の王様!鯛とは?

お祝い事には欠かせない魚の王様・鯛ですが、なぜめでたい魚なのでしょうか?今回はその鯛にスポットをあてていきたいと思います。

【鯛ってどんな魚なの?】

鯛は生物の分類上「スズキ目スズキ亜目タイ科」に分類される魚類のことを指し、一般的に「鯛」と呼ばれる種類は「真鯛」が多いです。
タイ科の魚は楕円形で体高が高く、平たい体に、二又の強い尾を持っているのが特徴です。

【鯛の種類】

実は「鯛」と名前が付く魚は200種類以上もありますが、そのうち真鯛と同じタイ科の魚は、「黄鯛」、「黒鯛」、「血鯛」、など13種類です。
「甘鯛」、「金目鯛」、「石鯛」、などは「鯛」と名がつくものの、実は別の仲間に分類されます。

【なぜ鯛はおめでたい魚なの?】

鯛は40年以上生きるほど寿命が長く、栄養価がほかの魚と比べても高いことや紅白の体の色が縁起が良いとされています。また、七福神の一人である恵比寿様が鯛を持っていることや、「メデタイ」といった語呂合わせができることも理由だと言われています。
子供が生まれて100日目に行うお食い初めで、赤ちゃんに鯛を食べさせる真似をするのは、赤ちゃんが「一生食べることに困らないように」という願いが込められています。

【真鯛の旬はいつ?】

鯛の産卵期は海域によって差があり、春の2~6月頃となっています。
旬は産卵期直前3~5月の桜の季節といわれ、この頃の鯛を「桜鯛」といって珍重します。

【天然と養殖の見分け方】

・目の大きさ
天然は目が大きめ、養殖は小さめです。育つスピードも関係しているそうです。
・鼻の穴の大きさ
天然は片側2つずつ、養殖は片側1つずつが多いといわれていますが必ずではありません。
・ヒレがピンとしているか
天然は尾ビレ、特に胸ビレがピンとしています。養殖は仲良く泳いでいるうちにヒレ同士がぶつかったり擦れて、ピンとせず丸くなっている場合があります。
・色
深い海を泳ぐ天然は白~ピンクがかった色ですが、養殖は浅い生け簀で育つので少し黒のかかった色をしています。


いかがでしたか?
今が旬の鯛をぜひ味わってみて下さい。

Text by あお/食育インストラクター
 

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