夏の疲労回復対策

うだるような暑さが続く日本の夏。夜になっても気温が下がらず、家に帰るともうクタクタ…そんな日が多くなりましたよね。 今回は夏ならではの疲労を乗り切るために、どんな食事をすれば良いのかお話しします!

【疲れの原因は】

疲労には様々な物質が影響していますが、注目したいものの一つに活性酸素があります。本来は免疫機能に関わり体に必要なものですが、体内で多くなりすぎると健康な細胞を攻撃して、疲労や老化の原因になります。強い紫外線を浴びると体内でたくさんの活性酸素が作られるので、日差しの強い夏は要注意。普段よりもいっそう疲れやすくなる時期です。
そんな夏の疲れを予防・改善するために、活性酸素を抑える抗酸化作用のある食べ物を取り入れるのがおすすめです。

【おすすめの栄養素と食材】

抗酸化作用のある成分は様々ありますが、特に「抗酸化ビタミン」と呼ばれるビタミンA・C・Eは優先して摂りたい栄養素です。これらは一緒に摂ることで相乗効果が働らき、効果がアップするのも見逃せないポイントです。
ビタミンAは動物性食品、特にレバーやチーズ、卵黄などに多く含まれます。また、緑黄色野菜に多いβ‐カロテンは体内で必要に応じてビタミンAとして使われます。
ビタミンCは野菜・果物やじゃがいも・さつまいもなどに豊富です。今が旬の夏野菜なら枝豆やパプリカ・ゴーヤなどにもたくさん入っています。
ビタミンEはナッツ類や油脂類・うなぎやたらこをはじめとする魚介類などに含まれています。
ちなみに、夏に収穫する食べ物の中で特におすすめなのが、かぼちゃです。ビタミンA・C・Eをたっぷり含み、まさに栄養の宝庫といっても過言ではありません。秋から冬にかけてほくほくして甘みが強くなりますが、収穫期である夏は水分が多く、フレッシュでウリらしい味わいがあるので、スープや炒め物、みそ汁などにすると美味しいですよ。


夏の疲れは暑さによる消耗や発汗後の肌のべたつきなどの不快な要素もあり、とてもつらいですよね。そんな時こそ、しっかり食事を食べて体力を維持したいものです。普段の食事に抗酸化ビタミンをうまく取り入れて、夏を乗り切りましょう!

Text by はむこ/食育インストラクター

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