日々の悩みの種になることも…?頭痛と食べ物の関係に迫る

日々の悩みの種になることも…?頭痛と食べ物の関係に迫る

体は健康だけれど、なんだか頭が痛い…。 いわゆる「頭痛持ち」と呼ばれる人は多く、繰り返す痛みに悩んでいる方も少なくありません。 今回は頭痛と食事の関係についてのお話です。

【頭痛と食事】

頭痛のなかには栄養不足が関係している場合があり、食事で症状を緩和できることがあります。
まず、低血糖による頭痛の場合。これは欠食をしたり、極端に糖質を摂らないことでおこる症状で、脳の中枢神経がブドウ糖不足になることが原因です。
特に朝の欠食は長時間空腹が続くので、低血糖のリスクを高めます。頭痛予防のためには1日3食を規則正しい時間にとるように心がけたいですね。

また、貧血によって脳への酸素供給がうまくいかず、頭痛が起こるケースもあります。月経のある女性は貧血になりやすい傾向がありますが、男性でも食生活が乱れていると鉄欠乏性貧血になることがあります。特に、菓子パンやファストフード・加工食品を中心にした食事は、栄養バランスが偏りやすいので、心当たりのある方は食事を見直してみると頭痛改善の手助けになるかもしれません。
貧血予防には、肉・魚・大豆・卵などから良質なたんぱく質を十分に摂りましょう。特に、肉や魚の赤身の部位や、レバーは新しい血液をつくる鉄やビタミンB12も豊富です。

その他、緊張による頭痛の場合は、気分を落ち着ける効果があるものを食べると緩和されることがあります
例として、緑茶や紅茶に含まれるテアニンは興奮を抑えて気持ちを和らげる効果があり、適量飲むのはおすすめです。また、香りが良いハーブ類などを使った食べ物や飲み物も、気分転換ができ、ほっと一呼吸置いてリラックス効果が期待できます。特に、清涼感のあるミントの香りは、頭痛を和らげる効果が期待できるといわれています。


頭痛はいろいろなパターンがあり、専門医の診断を受けてようやく詳細な原因が特定できるぐらい判別が難しい症状です。
なかには重篤な病気のサインとなる頭痛もあるので、普段と違う強い頭痛や、吐き気などを伴う場合は、自己判断で済ませず、速やかに医療機関を受診して下さい。

Text by はむこ/食育インストラクター
 

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