
料理の彩りを良くしてくれるパプリカ。ピーマンは苦手でも、甘みの強いパプリカなら食べられるという方もいるのでは?今回はそんなパプリカについてのお話です。
【パプリカとピーマンの違いって何?】
ピーマンのような苦味や青臭さがないため、ピーマンとパプリカは別のものだと思っている方も多いと思いますが、実は同じなんです。一般的なピーマンは成熟前に収穫するので緑色をしていますが、そこで収穫せず完熟させると、赤色になります。この色がついたピーマンをカラーピーマンと呼んでいます。カラーピーマンは大きく分けると5つに分類され、その中でも100g以上の大型の肉厚ピーマンのことをパプリカと呼びます。
【パプリカの栄養】
パプリカはそれぞれの色で、含まれている栄養素が少し違いますが、どの色にも共通してビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは紫外線やストレスなどで受けたお肌のダメージを回復させる効果や疲労回復、免疫機能の維持に欠かせません。また、 β-カロテンも豊富に含まれています。β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、活性酸素を除去する抗酸化作用があります。体内の老化を防ぐほか、生活習慣病予防、発がん予防にも効果があります。油を使って調理するとβ-カロテンの吸収率が高まるのでおすすめです。
【美味しいパプリカの選び方】
肉厚で弾力があり、表面がみずみずしくつややかなものを選びましょう。また、パプリカは日数が経つと、ヘタの切り口から傷み始めます。ヘタが乾いているものや皮にしわがあるものは注意が必要です。
いかがでしたか?
店頭で色とりどりのパプリカを見かけたら、ぜひ今回のお話を思い出してみて下さいね。
今までとは違った視点で見れるかもしれません。
Text by あお/食育インストラクター
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