
世界中で愛されていて、日本人にも馴染み深い「パスタ」。ご家庭に乾麺のストックがあるという方も多いのでは? 実は、ひと口にパスタと言っても、その種類は700種ほどあります。 今回は、日本でも見かける代表的なパスタの種類をご紹介します!
【パスタの種類】
パスタは、「ロングパスタ」と「ショートパスタ」の2つに大別されます。今回は、代表的なものをそれぞれ3つずつご紹介します!
<ロングパスタ>
25cm前後の長さにカットした棒状のパスタのことで、太さによって名前が変わります。
●スパゲッティ(太さ:直径1.9mm)
イタリアでよく食べられている代表的なパスタ。どんなソースとも相性がよい万能パスタですが、やや太めの麺は濃厚なソースによく合います。
●フェットチーネ、タリアテッレ(幅4~8mm)
イタリア中南部発祥のフェットチーネ、北部発祥のタリアッテレは、いずれも平打ちのロングパスタ。もちもちとした食感でソースとの絡みがよく、カルボナーラやボロネーゼなど、濃厚なソースに合います。乾麺は渦巻き状に乾燥していて、茹で湯に入れてすぐにほぐそうとするとバラバラに壊れてしまうので、自然にほぐれるまで待ちましょう。
●カッペリーニ(太さ:直径1mm前後)
イタリア語で“細い髪の毛”の意味する「capello(カペッロ)」が語源の極細パスタです。トマトやバジルなどさっぱりとしたソースと相性がよく、冷製パスタのほか、スープの具材としてもよく使われます。
<ショートパスタ>
ショートパスタは名前の通り、短くカットしたパスタのことです。
ショートパスタはロングパスタ以上に種類が多く、形も様々で見ためにも楽しいパスタがあるのが特徴です。
●マカロニ
イタリアでは「マッケローニ」と呼ばれている、円筒状のパスタ。
日本ではグラタンやサラダに使われることが多く、アメリカではチーズソースに絡めて食べる『マカロニ&チーズ』が人気です。
●ペンネ
端が斜めにカットされた筒形のパスタ。
唐辛子が効いたトマトソースを使ったアラビアータやゴルゴンゾーラソースで食べるのが定番です。表面に筋が入ったものは「ペンネ・リガーテ」と呼ばれています。
●オレキエッテ
中央にへこみがある、小さな耳のような形をしたパスタ。
南イタリアのブーリア州の伝統的なパスタで、野菜のソースと合わせることが多く、ブロッコリーとアンチョビを使ったパスタが有名です。
【「ラザーニャ」もパスタの一種!】
間にソースを挟み、パスタを重ねて焼いた「ラザーニャ」は、パスタの名前がそのまま料理名になっています。ラザーニャはパスタの中で最も幅が広く、板状になっています。
基本的に茹でた後に冷水にとり、水分をしっかり切ってから使いますが、最近では下茹で無しで使えるタイプも販売されています。
皆さんはいくつご存じでしたか?
パスタは、たっぷりの湯に塩をしっかり入れて茹でるのが美味しさの秘訣です。(目安として、湯3ℓに対して塩30g(湯の量の1%)を加えてください。)
是非色々なパスタを楽しんでみてくださいね。
Text by ろい/食育インストラクター
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