鮮やかな青紫色が特徴!夏野菜「なす」を食べよう

鮮やかな青紫色が特徴!夏野菜「なす」を食べよう

なすは水分が多く、体を冷やす作用があるので、夏バテ予防にぴったり! また油との相性もよく、揚げたり炒めたりすることで、夏場のスタミナ強化に役立ちます。その上、暑い夏を乗り切るための栄養素がたくさん♪ 今回は、なすの栄養や保存法についてご紹介します。

【種類いろいろ「なす」】

年中みかける「なす」ですが、旬は夏です。
インド原産で、日本には中国を経由して伝わり、奈良時代にはすでに栽培していたようです。
栽培の歴史が長いため、地域によって長なす、大長なす、丸なす、卵形なす、小なす、米なす、白なす、青なす、水なすなど様々な品種があります。

【気になる栄養は?】

なすは90%以上が水分ですが、むくみを予防するカリウムも豊富に含まれています。カリウムは発汗で失われやすので、夏場は特に積極的にとるといいですよ。
その他、骨の健康維持に不可欠なビタミンKや、ビタミンB12とともに赤血球の生産を助ける葉酸、便秘予防に働く食物繊維などが含まれています。
他の野菜に比べるとビタミンやミネラルは劣りますが、皮には栄養がいっぱいです。
皮の鮮やかな青紫色は、ポリフェノールの一種であるナスニンによるもの。強い抗酸化力があり、がんをはじめとした生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える働きがあります。また、コレステロール値を下げる効能が認められており、高血圧や脂質異常症などの予防に効果が期待されています。

【選び方のポイント】

ガクのトゲが鋭くとがっていて、ヘタの切り口がみずみずしいものほど新鮮です。皮の色が濃い紫紺色で、傷や変色がなく、張りとつやがあるものが良品。なすは冷気と乾燥に弱いので、ポリ袋に入れるか、ラップで1本ずつ包み、野菜室で保存しましょう。


いかがでしたか?
焼いてもよし、揚げてもよし、漬物にしてもよし。様々な調理法で楽しめる旬のなすを、ぜひ楽しんでください。

Text by くまこ/食育インストラクター
 

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