旨味たっぷり!しいたけの美味しい季節がやってきた!

旨味たっぷり!しいたけの美味しい季節がやってきた!

暑さが和らぎ、秋の訪れを感じる季節になりました!秋は、1年の中で最も食欲が増す季節ですね。 今回は、今が旬!たくさん食べてもヘルシーな「しいたけ」についてのお話です。

【しいたけは、調理前に洗う?洗わない?】

しいたけをはじめとするきのこは、土や汚れがついている場合があります。皆さんはどのようにして取っていますか?
きのこは洗うと食感が悪くなり、風味や香りが損なわれてしまいます。そのため、汚れがある場合は、清潔な濡れ布巾やペーパータオルで優しく拭き取るようにしましょう。
また、水分量が多く傷みやすいので、購入後1~2日で使い切れない場合は“冷凍保存”するのがおすすめです。石づきを切り落とし、保存袋に入れて冷凍すると旨味がアップしますよ☆使用する時は解凍せず、そのまま炒め物や汁物などに使えるので便利です。

【どんな栄養があるの?】

生のしいたけは、食物繊維・ビタミンB1・ナイアシンが豊富です。
食物繊維は腸内環境を整え、大腸がんや便秘の予防・改善に役立ちます。ビタミンB1は疲労回復に、ナイアシンは皮膚や粘膜の健康維持に働きます。
その他、鉄・銅・葉酸など、貧血に効果的な栄養素も含んでいるので、女性にもおすすめのきのこです☆

【干ししいたけも要チェック!】

干ししいたけは保存が利くうえ、濃厚な香りや味わいで料理をワンランクアップしてくれる便利な食材です。干ししいたけは、乾燥する過程で酵素と熱の働きによって、香り成分(レンチオニン)と旨味成分(グアニル酸)が増えます。
レンチオニンは、たった100万分の1gでも料理の香りを高めると言われています。一方、グアニル酸はアミノ酸の一種で、グルタミン酸・イノシン酸と並んで「三大旨味成分」とも呼ばれています。干ししいたけには、生のしいたけの約10倍ものグアニル酸が含まれています。
また、カルシウムの吸収を助けて丈夫な骨や歯を作るビタミンDも、干すことで格段に増えます!戻し汁にもたくさんの栄養やうま味が溶け出ているので、余すことなく活用しましょう。


皆さんも今年の秋は、色々な料理で「しいたけ」を楽しんでみてはいかがでしょうか?

Text by ろい/食育インストラクター
 

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