いろんな野菜とご親戚!?ブロッコリーのお話

いろんな野菜とご親戚!?ブロッコリーのお話

鮮やかな緑色が美しいブロッコリー。さっと茹でてドレッシングをかけるだけでも、独特の食感があって美味しいですね。 今回はそんなブロッコリーの成り立ちについてお話します。

【ブロッコリーはどんな野菜?】

ブロッコリーはアブラナ科の植物で、花の形や葉がキャベツと似ているのが特徴です。
それはブロッコリーが、食用にしていたキャベツの原種の花を品種改良して生まれたものだからと考えられます。他に似ている野菜にカリフラワーがありますが、こちらはブロッコリーの突然変異で生まれた野菜です。そのため、ブロッコリーはキャベツやカリフラワーと親戚関係になるというわけです。

【ブロッコリーの起源と保存方法】

ブロッコリーの原産地はヨーロッパの地中海周辺、西洋ではポピュラーな野菜の一種です。
日本に入ってきたのは明治時代ですが、その頃はまだまだ西洋料理に使われる特別な野菜の一種、という扱いでした。一般的な野菜になったのは戦後になってからです。
ブロッコリーは収穫するとすぐに鮮度が落ちる野菜です。常温保存は基本的にNGで、放置しているとどんどん変色してしまいます。戦後に普及したのも、食の欧米化が進むと共に、冷蔵技術が飛躍的に発達し、冷蔵庫がごく一般的な家電になったことが関係しています。家庭で保存する場合は、冷蔵庫の野菜室に入れるか、茹でるなど加熱してから小分けにして冷凍し、なるべく鮮度を保つようにしましょう。

【ブロッコリーに含まれる栄養】

ブロッコリーに含まれる栄養素は多く、特にビタミンCやβ‐カロテン、ビタミンEなど、抗酸化ビタミンが豊富です。
肌荒れ対策や風邪などの予防に役立つので、積極的に食事に取り入れたいですね。これらの栄養素は茎にも含まれるので、かたい皮の部分を取り除いて調理すると、無駄がなくなります。


流通が増え、今ではスーパーでいつでも手に入る身近な野菜になっているので、ぜひいろんな料理に入れて召し上がってみてください☆

Text by はむこ/食育インストラクター
 

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