節分について知ろう!

節分について知ろう!

2月になってすぐやってくる行事と言えば…そう!“節分”です! 今回は、日本人なら知っておきたい、「豆まき」や「恵方巻き」のルールをご紹介します。

【節分といわしの関係】

皆さんは、「柊(ひいらぎ)いわし」をご存じですか?
柊いわしとは、焼いたいわしの頭に柊の枝を指したものを玄関に飾る、節分の風習のことです。いわしを焼く時に出る煙と強い臭いで邪気を追い払い、尖った柊の葉で鬼の眼を刺すという魔除け・厄払いの意味があります。
また、一部の地域では臭いの強いにんにくやらっきょうも併せて飾ることもあるそうですよ。いわしは飾るだけでなく、食べて体の中の邪気を追い払うという風習もあります。これは、主に関西地区などの西日本に強く根付いています。

【意外と知らない?「豆まき」や「恵方巻き」のルール】

●「豆まき」のルール
①豆まきは夜にしよう!

鬼は真夜中(丑寅の刻)にやってくるので、豆まきは夜が適しています。

②豆は必ず炒ったものを使おう!
これは、生の豆を使って拾い忘れたものから芽が出てきてしまうと縁起が悪いからです。また、「豆を炒る」は、「魔目を射る」という意味があると考えられています。
市販の豆まき用の豆は、すでに炒ってあるのでそのまま使えます☆

③『鬼は外!福は内!』と言って豆を撒こう!
家の玄関や窓を開けて『鬼は外!』と言って豆を撒き、鬼が戻らないようすぐに戸や窓を閉めてから、『福は内!』と言って部屋の中に撒きましょう。

④豆まきが終わったら、豆を食べよう!
豆まきが終わったら1年の厄除けを願い、自分の年齢よりも1粒多く豆を食べます。これを「年取り豆」と言います。
数が多くて食べ切れない場合は、福茶を飲むという形にしても構いません。
(福茶:梅干しと塩昆布、豆まきに使った豆を3粒ほど入れたお茶)

●「恵方巻き」のルール
①その年の恵方を向いて食べよう!

恵方とは、その年の福徳を司る神・歳徳神がいる方角のことで、最も良いとされる方角です。

②切り分けずに食べよう!
切り分けると縁が切れる・運を逃してしまうので、切らずにそのまま食べましょう。

③願いごとをしながら、口から離さずに最後まで食べ切ろう!
口から離してしまうと、その離した部分から幸福が逃げていくと言われています。


今回ご紹介した恵方巻きのルールの②・③は、なかなか実践するのが難しい方も多いかと思います。
小さなお子さんやご高齢の方は、短めの細巻きにしたり、食べやすいように切り分けるなどして召し上がってください。

皆さんも、今年の節分はご家族で豆まきや恵方巻きを楽しんでみてくださいね☆

Text by ろい/食育インストラクター
 

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