「グリンピース」は今が旬!主役級の美味しさです☆

「グリンピース」は今が旬!主役級の美味しさです☆

付け合わせや料理の彩りなど、脇役として使われることの多い「グリンピース」。 皆さんは、あの小粒な実にどのような栄養があるかご存知ですか? 今回は、この時期に旬を迎える「グリンピース」の魅力をご紹介します。

【グリンピースってどんな野菜?】

グリンピースは、えんどう豆の未熟果です。
旬の春先は実が大きめで弾力があり、甘味や香りが強いので炒め物やスープ、サラダなど、料理の主役として様々な料理で楽しむことができます。
原産は中央アジアから地中海沿岸と言われ、古代エジプトやギリシャでも食べられていたという記録があります。日本には10世紀頃に中国から伝わりましたが、食用が一般的になったのは明治時代以降です。現在、日本では和歌山県や鹿児島県で多く栽培されています。

【グリンピースの秘めたる栄養】

グリンピースは、小粒ながら栄養価が高い野菜です☆今回は、注目の栄養素を一部ご紹介します!

●食物繊維
食物繊維は、野菜類・豆類の中でもトップクラスの含有量を誇ります!なかでも、腸のぜん動運動を促進する不溶性の食物繊維を多く含み、有害物質を体外に排出して大腸がんのリスクを軽減させたり、便秘を予防・改善します。

●たんぱく質
野菜としては珍しく、良質なたんぱく質が豊富です。なかでも、必須アミノ酸のリジンは脳を活性化し、記憶力や学習能力の向上に働きます。

●ビタミンB1
糖質をエネルギーに変えるときの補酵素として働き、疲労回復や神経機能維持に役立ちます。

●モリブデン
肝臓や腎臓に多く存在するミネラルの一種で、糖質や脂質の代謝を助けるほか、鉄の働きを高めて造血作用を促進させます。

【苦手なグリンピースも食べられるようになる!?ポイントをご紹介☆】

グリンピースの青臭さが苦手な方は、大人でも少なくないのでは…?
あの香りはヘキサナールという成分によるもので、生の野菜や雑草にも含まれています。
ヘキサナールは揮発性なので、少し長めに茹でることでこの香りは減少します。香り以外にも「食感が苦手…」という方には、揚げ物にするのがおすすめ!カリッと揚げることで食べやすくなりますよ☆その他、やわらかく煮たグリンピースをミキサーにかけて漉し、牛乳と合わせれば香りや食感が気にならず、豆の素朴な甘味が楽しめるスープに仕上がります。


現在、グリンピースは冷凍品や缶詰などで通年購入できますが、旬の採れたてのものは「色・香り・甘味」と三拍子揃っていて格別です!
皆さんもぜひ、ご賞味ください☆

Text by ろい/食育インストラクター
 

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